「パーソナルジムを開業したいが、集客に自信がない」
「思うように集客できなくて困っている」
「WEBマーケティングや具体的な集客方法を知りたい」
「面白いキャンペーンのアイデアや事例が知りたい」
このようなお悩みに対して、パーソナルジムの集客とその考え方についてご紹介しましょう。
この記事では、マーケティング思考から立てる集客戦略、単一の集客方法に依存するリスク、パーソナルジムが活用したい集客方法9選、キャンペーン実施で顧客の心を掴む施策、顧客離れを防止する施策、ユニークなキャンペーン事例紹介について触れていきます。
パーソナルジムの集客アップを目指している方、これから独立開業する予定のパーソナルトレーナーの方は、ぜひ参考にしてください。
マーケティング思考から立てる集客戦略
思ったように集客できないのは、マーケティング思考が足りないからかもしれません。
自店のターゲットに適切な訴求をすることが、集客につながるからです。
効果的な集客方法をとる上で欠かせない、戦略の立て方を紹介します。
パーソナルジム独自のコンセプトを明確化
集客に成功するためには、ジムの独自性を明確にする必要があります。
- 自身の強みは何か?
- どんなパーソナルジムを作り上げたいのか?
- どのような人のためのサービスを提供するのか?
これらの要素を基に、ジムのコンセプトを考えましょう。
明確なコンセプトがあれば、顧客があなたのジムを選ぶべき理由が生まれます。
どんなお客さまに来てほしいかを考える
集客戦略のポイント2つめは、誰をターゲットにするかを明確にすることです。
ひたすらチラシ配りやSNS投稿を繰り返していても、来てほしいお客さまには届きません。
理想の顧客像(ペルソナ)を設定し、年齢・性別・居住地・職業をはじめ、そのニーズや関心・行動を具体的に把握することで、適切なアプローチが可能になります。
競合調査で自社のクオリティを上げる
競合調査は、自社のブランディングの確立と、市場での位置(ポジショニング)を強化するのに役立ちます。
また、競合他社がどのような集客施策を展開しているかを調査することも大切です。
自社に何が足りないのかが競合調査から見出せるほか、競合のホームページやSNS投稿の仕方などを分析し、自社の宣伝・広告のクオリティアップに生かしましょう。
単一の集客方法に依存するのはリスク
パーソナルジムの独立開業は、特別な資格や資金準備のハードルが低いことで知られており、非常に多くの競合が存在しています。
その競合激化を背景に、リスティング広告のCPA(顧客獲得単価)が高くなってきています。
ただ、リスティング広告だけに集客を依存することは、経営の安定性の確保やコスパの観点から得策とは言えません。
リスティング広告に限らず、特定の集客方法に依存すること自体がリスクとなり得るのです。
競争の激しい業界で生き残るためには、単一の集客方法に頼るのではなく、常に新たなトレンドに目を光らせた施策が必要です。
多角的なアプローチを取り、常に変化する市場に対応すべく、効果的な戦略を追求し続けましょう。
パーソナルジムが活用したい集客方法9選
具体的なパーソナルジムの集客方法9選を、オンライン・オフラインに分けて紹介していきましょう。
オンライン集客施策5選
WEBを活用した集客は、現代社会のビジネスにおいて必須と言えます。
オンラインでの集客施策を5つ紹介しましょう。
SEO対策
SEO対策とは、検索エンジンでの検索結果で上位表示させることで多くのユーザーのアクセスを誘導することをいいます。
ホームページを制作する際は、SEOに強い業者に依頼することをおすすめします。
上位表示させるためには、ユーザーが検索しているキーワードをホームページやブログに盛り込んだり、定期的に投稿して更新する手間が掛かります。
SEOの知識は基本的なもので構わないので、インターネットや書籍から学ぶといいでしょう。
MEO対策
Googleマップなどの地図検索で上位表示させることをMEO対策といいます。
MEO対策のためにはGoogleビジネスプロフィールに登録し、情報発信や口コミの獲得をしていきましょう。
無料で登録ができる上に、良い口コミを獲得すれば宣伝効果も高くなります。
MEO対策は必須と言えます。
リスティング広告の出稿
リスティング広告とは、検索結果の上部に表示される広告のことです。
関心が高いユーザーを対象に表示されるため、見込み顧客の獲得に有利でしょう。
なお、クリックされると料金がかかる仕組みで、キーワードによって料金が異なります。
広告費を支払う余裕がある場合、また、その宣伝効果を実感できるのであればどんどん活用していきたいところです。
ポータルサイト(口コミサイト)への登録
ポータルサイト(口コミサイト)に登録することで、口コミを集められます。
「地域名+パーソナルジム」で上位表示されるポータルサイトへの掲載を検討してみましょう。
ポータルサイトには集客アドバイスをもらえるサポート体制が整っているところや、予約管理などの便利な機能を提供しているところもあります。
無料で登録できるサイトもあるので、十分な費用を出せないという方も、新規顧客獲得のために利用を考えてみるといいでしょう。
SNS運用
LINEやインスタなどのSNSは登録が無料で、上手く運用できればイメージアップ&集客アップにつながります。
ただし、アカウントの運用には根気が必要で、なかなか成果が出ないことで挫折しやすく、継続できない方も少なくありません。
また、SNS広告を活用することは潜在顧客へのアピールやファン獲得に有効です。
費用は月2~3万円程が目安で、リスティング広告より費用が安いのが特徴。
オフライン集客施策4選
集客と聞くとWEBマーケティングを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、オフラインでの活動も集客に効果的です。
オフラインの集客施策を4つ紹介しましょう。
目を惹く看板・店舗ボードの設置
目を惹く看板や店舗ボードなどを設置して、通行人にジムの存在を認知してもらう方法です。
店内の様子がうかがえる1階に店舗を構えることが集客に有利とされているように、通行人は意外と街中の店の様子を見ています。
ただし、悪目立ちせず、地域に馴染むよう配慮することも大切なので、単純に派手にすればいいというわけではありません。
ポスティング・チラシの配布
ターゲット層の年齢を考えた広告を打つことも大切です。
特に、高齢者に向けてアピールしたい場合は、チラシ配布やポスティングが有効です。
チラシのデザインやキャッチコピーを工夫し、ジムの存在を地域の潜在顧客にアピールしましょう。
フリーペーパー・地元メディアへの掲載
フリーペーパーや地域の情報誌、地元に特化したWEBメディアなどにジムの情報を掲載してもらうことで、地域の住民への認知拡大を図ります。
また、地元の情報に特化したWEBメディアがある地域の場合は、取材を依頼し、掲載してもらうことで自社ホームページのSEOにも有利になるでしょう。
地元の他業種・個人店とのコラボ
地元の他業種・個人店と提携し、チラシ配布の協力や共同のサービスプランを提供をすることで宣伝効果を高めつつ、地域の住民の信頼獲得を図ります。
コラボによってしか生まれない、面白いプランを作ることができれば、SNSでも話題に上るかもしれません。
キャンペーン実施で顧客の心を掴む
キャンペーンの実施は集客率を上げる効果的な集客施策です。
競合が打ち出しているキャンペーン内容を調査し、お客さまにとってより魅力的なキャンペーンを考案しましょう。
初回無料カウンセリングを実施
初回無料カウンセリングを実施することで、お客さまの入店のハードルを下げる効果が狙えます。
この時に、トレーナーの人柄やジム内の雰囲気も分かってもらえるので、いきなり安くない入会金を支払って入会するよりは安心して入会していただけるでしょう。
JMTAのグループ企業「ASFiT(アスフィット)」でも、定期的に入会金無料キャンペーンや初回体験を実施するなどして、新規のお客さまの入会に対する心理的ハードルを下げる施策を講じています。
割引キャンペーンの打ち出し
お得な割引キャンペーンを実施することで新規顧客やリピーターの心を掴みましょう。
キャンペーンを打ち出す際は、以下の内容を明記します。
- キャンペーン内容
- 実施期間
- 対象者
- 人数や年齢制限の有無など
紹介キャンペーンの実施
ある程度の既存顧客がいる場合、紹介キャンペーンを設けることも集客に効果的です。
紹介してくれた既存顧客に対して、プレゼントやコース料金割引など、魅力的な特典をつけるといいでしょう。
紹介者と入会者の双方にメリットのある特典を用意するのもおすすめです。
また、紹介者とのペアトレーニングプランを用意しておけば、連れてきてもらったお客さまに安心してパーソナルトレーニングを体験してもらえます。
顧客離れを防止するための施策
顧客満足度を高めることは、お客さまの周囲の人への紹介・口コミの拡散にもつながるので、定期的なコミュニケーションは非常に大切です。
顧客とのカウンセリングの機会を増やす
定期的なカウンセリングを実施することで、リピート率アップを目指します。
単純接触効果によって担当トレーナーに好感を持ってもらうことで、顧客離れを予防する効果も得られます。
お客さまに「自分の悩みとその解決のために寄り添ってもらえている」と感じていただければ、サービスへの満足度も高まります。
メルマガ・LINEで有益な情報を配信
お客さまにとって有益な情報を定期的に配信することで、顧客満足度はさらに高まります。
「このジムを利用していて良かった」と思っていただければ、そのお客さまからの口コミ・紹介を通して新規顧客の獲得にもつながるでしょう。
特に、自店ならではの専門性を生かした情報は有効です。
質の高いコンテンツの発信ができるよう心掛けてみましょう。
アフターフォローを充実させる
パーソナルトレーニングが終わったお客さまにも、定期的にメルマガを配信することで、必要になった時にお店を再利用してもらえます。
新規顧客の獲得よりコストも手間も掛からないので、システムを利用して定期的にメールを配信しましょう。
また、アフターフォローは競合と差をつけやすいポイントでもあります。
パーソナルジム卒業後のリバウンド防止用に、ユニークなアフターケアやアフターコースを用意しているパーソナルジムも多く存在しています。
自店ならではのアフターフォローを考えてみてはいかがでしょう?
ユニークなキャンペーン事例紹介
今回の記事で紹介したキャンペーンは多くのパーソナルジムが導入している一般的なものでしたが、最後に「ASFiT(アスフィット)」で実施したちょっと面白いキャンペーンの事例を2つ紹介します。
事例①【健康年齢測定会】
キャンペーンの中身は以下のとおりです。
- 柔軟性・バランス感覚・筋力&筋持久力が分かる健康年齢測定会を開催
- 身体の不調や太ってきたことを気にしている方に向けたキャンペーン
- 全員参加費無料、初めての方には次回店舗で使える無料チケットをプレゼント
事例②【アスフィット社長とダイエット勝負をして買ったら10万円】
キャンペーンの中身は以下のとおりです。
- アスフィット社長よりも多くダイエットポイント(体脂肪量1kg減少&筋肉量1kg増加が基準)を獲得した方全員に整体orトレーニング25分1回分を受けられるチケットをプレゼント
- 社長に勝ち、かつ、最もポイントが上回っていた優勝者には賞金10万円を進呈
- 参加条件の1つに「ビフォーアフターの写真と数値提供ができる方」を設定
このように、「ASFiT(アスフィット)」では毎月、多様なキャンペーンを定期的に実施しているという例でした。
まとめ
パーソナルジムにおけるWEBマーケティング戦略や、競合に勝つための工夫とアイデア、そして費用対効果の高い顧客獲得の方法について解説しました。
これらのアプローチを取り入れて多くの集客チャネルを確保し、パーソナルジム経営の成功を目指しましょう。
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