「整体師を目指したい。でも給料が安いって本当?」
「整体師として独立開業したら儲かる?」
「今のままの年収でいいのか不安。収入アップするにはどうすればいい?」
このように、整体師としての将来や自身の成長に不安を抱いていませんか?
最終的に独立し、整体師として成功するためには、さまざまな角度からの知識を身につけておく必要があります。
そこで今回は、整体師の平均年収・稼げる整体師になるためのポイントについて、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。
整体師を目指したいと考えている方、整体師として収入を増やしたい方、独立を目指したいと考えている方は、ぜひご覧ください。
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整体師は給料が安くてきつい仕事?メリット・デメリットを紹介
整体師は「給料が安くてきつい仕事」と聞いて、目指すのをためらう方も多いでしょう。
実際、下積みの最中に離職してしまう方もいます。
しかし、整体師の仕事にはさまざまな可能性が開けるメリットもあります。
整体師になるメリット・デメリットについて解説しましょう。
【デメリット】整体師の仕事はきつく、下積み時代が大変
正直に言えば、始めの頃はつらいかもしれません。
整体師の初任給は22万円前後が相場です。(手取りで約16.5万円程度)
給料が安い割には、整体師は専門的なスキルを必要とするハードな肉体労働で、しかも長時間勤務です。
お客さまからクレームを受けることもあり、精神的な負担も大きいでしょう。
仕事が終わる頃にはヘトヘトになってしまい、慣れるまでがとにかく大変です。
体力的な問題や給料の安さから、下積みの途中で離職してしまう方も少なくありません。
とはいえ、下積みを乗り越えて知識と経験を着実に積み重ねれば、稼げるようになっていきます。
ただし、競争が激しい業界なので、常に知識やスキルを高めるための勉強をし続ける必要があるでしょう。
【メリット】可能性が広がりやすい
整体師になるメリットは次のとおりです。
- ニーズの高まりで整体の利用者は多くなっている。
- 正社員から業務委託、独立開業まで多様な働き方が可能。
- スキルを磨けば高収入を得られるチャンスがある。
- さまざまな人と関わり、話をすることができる。
- 人の健康に貢献できるので、大きなやりがいが感じられる。
このように、収入アップ・幅広い働き方・人との関わりや学びからあらゆる知見が得られるなど、可能性を広げやすい点は魅力的でしょう。
整体師はきついだけでなく、多くの人と関わり、専門的な知識や技術を磨いていくことで、日々自己成長を実感できる仕事でもあります。
整体師の平均年収
整体院に勤務する整体師の平均年収と、独立開業した場合の年収の幅について紹介していきましょう。
店舗に勤務する整体師の平均年収
正社員として勤務する整体師の平均年収は
- 正社員:390万円
- アルバイト・パートの平均時給:1109円
- 派遣社員の平均時給:1503円
となっています。
国税庁が発表する「令和4年分民間給与実態統計調査:国税庁HP」によると、日本の平均給与は458万円とされているので、平均的なサラリーマンに比べると低いことが分かります。
なお、基本給のほかに、資格手当・指名料・歩合給が発生するなど、勤務する整体院によって待遇が異なります。
中には、店舗に勤務していても500~700万円程度の年収を得ている方もいます。
独立開業した場合の平均年収
経営やマーケティングの知識を身につけ、充分な準備をして独立開業した場合、年収1,000万円を超えることも可能です。
ただし、自院の認知向上と集客には時間がかかります。開業してすぐに高収入を達成できるわけではありません。
一方、年収が正社員の給料を下回るケースは少なくありません。
年収200万円に届かない方もいます。
このような事態を避けるためには、やはり従業員の頃から集客や経営を学んでおく必要があるでしょう。
独立に失敗しないためには、集客や経営戦略を考え、柔軟に対応していく能力を養っておくことが大切です。
稼げる整体師になるためには?
整体師として稼げるようになるために必要なポイントを、店舗勤務の場合と、独立を目指す場合に分けて解説していきましょう。
店舗に勤務する整体師が収入アップのためにできること
整体院に雇われて働く整体師が収入を増やすためにできるポイントを3つ紹介します。
施術経験を積み重ねる
整体師としての核である、施術のスキルを磨くためには経験を積むことが欠かせません。
十分に経験を積んで、お客さまに信頼されるだけの施術スキルを手に入れましょう。
信頼を得ることで、お客さまからの指名やリピーター獲得につながります。
接客スキルを上げる
感じが悪かったり、スムーズなコミュニケーションができなかったりする整体師のもとに、お客さまは通いたがるでしょうか?
リピーター獲得のためには、接客のスキルも磨く必要がありますが、独立後もこの部分が十分でない方は少なくありません。
お客さまの身体の悩みを丁寧に聞くカウンセリング能力や、施術について分かるように説明できるよう、コミュニケーションに磨きをかけましょう。
資格を取得する
資格は、自身の知識や技術の担保になります。
高収入を目指すなら、資格の取得を検討しましょう。
整体院の待遇によりますが、資格手当がつくケースもあります。
特に、以下のような国家資格を所有していることは大きな強みです。
- 柔道整復師
- あん摩マッサージ指圧師
- はり師・きゅう師
お客さまからすれば、国家資格を持っている整体師になら安心して施術を任せられるでしょう。
施術の幅が広がれば、お客さまのニーズにも細やかな対応がしやすくなります。
独立開業を目指す場合に身につけたいスキル
独立開業を視野に入れる場合は、先ほど紹介した3つのポイントに加え、経営知識について学んでおきましょう。
最低限身につけておきたい知識について紹介します。
会計・法律の知識を学ぶ
独立後のスムーズな経営のためには、会計・法務についての知識を最低限習得しておく必要があります。
できれば、従業員時代に店長やマネージャーを経験していることが望ましいでしょう。
たとえば、会計知識については、財務諸表の内容を理解し、検証しながらPDCAサイクルを実践できるスキルを目指したいところです。
法律に関しては、何がどのように規制・禁止されているのか、基本的な知識を習得しておきましょう。
マーケティングの勉強をする
競合ひしめくこの業界で選ばれる整体院になるためには、戦略を立てる必要があります。
市場調査から戦略設計、広告宣伝に至るまで、儲かる仕組みを作るためのマーケティング知識を身につけましょう。
特に、整体院の情報をインターネットで事前にチェックし、予約もWEBで行うことが当たり前になっている昨今、集客にはWEBマーケティングやSNSマーケティングが欠かせません。
WEBや書籍、セミナーなどを利用して、実践的なスキルを習得していきましょう。
まとめ
独立して稼げる整体師になるまでには、段階的に、着実なステップアップを踏む必要があります。
健康志向の高まりから整体師のニーズは増加傾向にありますが、マッサージ事業者がコンビニより多いとも言われるこの時代、独立して生き残るためには経営知識が必須です。
日々、経験と知識を積み重ね、整体師としての明るい未来を切り拓いていきましょう。