「SEOキーワードはどこにどうやって入れればいい?」
「キーワードはどうやって選べばいい?」
「効果的な入れ方や注意点を知りたい」
SEO初心者だと、このような疑問が湧いてきますよね。
キーワードを入れる箇所は重要度が高い順に、タイトルタグ、見出しタグ(h1・h2)、メタディスクリプション、導入文、本文です。
初心者の方でも分かりやすいよう、効果的な入れ方と注意点を一緒に確認していきましょう。
今回はキーワードの入れ方と注意点、そしてキーワード選定の流れについて、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。
SEO初心者の方、ブログを始めたばかりの方は、ぜひご覧ください。
キーワードはなぜ重要なのか?
GoogleはSEO対策において、ユーザーが検索しそうなキーワードを考慮することを重要視しています。
また、キーワードは検索エンジンが『検索意図を満たしたコンテンツであるか』を判断し、適切に評価することを助けるものでもあります。
適切なキーワードの配置によって、ユーザーが情報にアクセスしやすくなり、検索エンジンがWebサイトを評価するための指標ともなるのです。
キーワードはどこに入れる?正しい入れ方を把握しよう
まず、キーワードを設定する箇所について説明します。
最も重要なのは、タイトルタグ・見出しタグ(h1・h2)ですが、ユーザーにも分かりやすいように、メタディスクリプションや導入文などに含めることも大切です。
詳細を解説していきましょう。
タイトルタグ
タイトルタグは検索結果に表示される、キーワードを入れる上で重要な箇所の1つ。
ユーザーが求める情報があるかどうかはタイトルタグをもとに判断されます。
検索エンジンも、タイトルタグを参考にページの内容を判断するため、SEO対策としても必須のポイントです。
POINT
タイトル前半部分に検索キーワードを入れることで、ユーザーの目にとどまりやすくなります。
見出し(hタグ)
見出しタグ(h1・h2・ h3など)は、目次にもなる部分で、記事の内容をクローラーやユーザーに示す重要な役割を担っています。
見出しにキーワードを入れることで、検索エンジンが記事の内容を理解しやすくなり、評価につながりやすくなるでしょう。ここはユーザーの離脱率に関わるとても重要なポイントでもあります。
なお、大切なのは、『h1・h2』タグです。
h1タグはタイトルと同様のテキストでOK。h2タグに入れる時は、違和感のない、自然な形で含めましょう。
【タイトルタグとh1タグの違いとは?】
タイトルタグは検索結果やSNSで表示するものとして、h1タグは記事を閲覧している人に向けて書きます。
サイト内外のユーザーや検索エンジンに向けて、記事の内容を伝えるためのものです。通常、この2つのテキストには同一のものが使われています。
メタディスクリプション
メタディスクリプションとは、検索結果に表示される記事の概要のこと。
メタディスクリプションに検索キーワードが含まれていると、該当テキストが太字で表示されます。
ここにもキーワードを含めることで、ユーザーが求める情報があるかどうかを示すと同時に、検索エンジンに記事の内容をアピールできます。
メタディスクリプションは、PCで120文字程度、スマホで60文字程度が最適と言われています。(最適な文字数は変化していきます)
どちらに最適化するにせよ、簡潔かつ分かりやすく伝えるよう意識しましょう。
導入文
導入文は、ユーザーが記事を読むかどうかを判断する重要なポイントです。
ここにキーワードとそれに対する答えを示すことで、サイトに訪問したユーザーと検索エンジンに対し、記事の内容を明確に伝えることにつながります。
ただし、自然な形で文章に組み込むことが大切です。
本文
本文にも当然キーワードを含めますが、入れ方に関して特に意識する必要はありません。
検索意図を把握し、ユーザーに分かりやすく伝えることを意識すれば、自然な文章でキーワードが入ってくるでしょう。
そもそも、検索エンジンはコンテンツの内容で評価しています。
検索キーワードが全く含まれていないのに、上位表示されている記事もあるくらいです。
以前はキーワード出現率(記事内でキーワードが何回含まれたか)が重視されていましたが、Googleアルゴリズムの精度が上昇したことで、文脈を理解できるようになっています。
それよりも、記事の内容を伝えるタイトル・見出し、クリック率やサイト滞在時間に関わるメタディスクリプション・導入文を意識したほうがいいでしょう。
慣れてきたらこちらのキーワードも参考にしよう
記事の作成に慣れてきたら検索キーワードだけでなく、以下のキーワードも取り入れてみましょう。
関連キーワード・サジェストキーワードを取り入れる
関連キーワードは検索結果ページの下部に表示されるもので、サジェストキーワードは検索窓に入力すると自動的に表示(提案)されるもののことです。
この2つは、検索キーワードとの関連性が高く、記事の構成に適宜取り入れることで検索意図を満たすコンテンツの作成に役立ちます。
特にサジェストで検索されるものは需要があるキーワードなので、チェックしておくといいでしょう。
ただし、ろくに解説しないのに、検索に引っかけるためだけにキーワードを散りばめる行為はユーザーの不満や不信感を買いかねません。
その記事に必要なトピックを取捨選択することが大切です。
共起語を含める
共起語とは、『キーワードと一緒に使われやすい、出現頻度の高い言葉』です。
たとえば、『パーソナルジム+集客』の共起語は「仕事」「方法」「パーソナルトレーニング」「必要」「効果」などが該当します。
共起語を調査することで、ユーザーの検索意図を把握し、網羅性の高い記事を作成するのに役立ちます。
ただし、共起語は以前ほど重視されておらず、あくまで「解説にこのような言葉がよく使われているのだな」という参考程度で構いません。
なお、共起語は、
で調査できるので、試しに検索してみましょう。
キーワードを入れる際の注意点
キーワードはむやみやたらに入れればいいわけではありません。
意識し過ぎると、検索エンジンからスパムとみなされ、ペナルティを受ける可能性があります。
キーワードを入れる際の3つの注意点を紹介しましょう。
乱用しない
キーワードを詰め込みすぎたり、不自然に繰り返したりし過ぎると、検索エンジンからスパムとみなされ、検索順位が落ちる可能性があります。
キーワードは適度な使用を心がけ、自然な文章に組み込むようにしましょう。
詳しくは、Google検索セントラルをご覧ください。
不自然な文章になるなら無理に入れなくていい
キーワードは、不自然な文章になるなら無理に含める必要はありません。
Googleが定義する良質なコンテンツとは、『ユーザーにとって有益で、可読性(読みやすさ)が高く、信頼性のある情報を提供するもの』。
ユーザーにとって読みやすいことが最も大切です。
ユーザーファーストを最優先に考えましょう。
キーワード選定の手順
先にキーワードの入れ方について紹介しましたが、前提として、コンテンツ作成の目的に合わせたキーワード選定がSEO対策において非常に重要です。
以下①~⑤の手順を踏んで選定を行っていきましょう。
①記事のテーマ(メインキーワード)を決める
まずは記事のテーマ(メインキーワード)を明確にします。
テーマに沿ったキーワードを選定することで、ターゲットとするユーザーにリーチしやすくなります。
選定には、
- 自社サービスから考える
- ターゲットのニーズから考える(どんな人に読んでほしいのか?)
などの方法が挙げられます。
【パーソナルジムが発信する場合の例】
- パーソナルジム
- パーソナルトレーニング
②関連性のあるキーワードを探す
メインキーワードをもとに、関連するキーワードを調査します。
たとえば、『パーソナルジム+〇〇』の〇〇が関連するキーワードにあたる部分です。
【探し方】
- サジェスト・関連キーワードを確認する
- ラッコキーワードなどの調査ツールで検索する
- ユーザーが検索しそうなキーワードを自分で考えてみる
- SNSやQ&Aサイトを参考に考える
【例】
- パーソナルジム+東京
- パーソナルジム+女性
- パーソナルジム+ダイエット
③検索ボリュームを調査する
検索ボリュームはキーワードの需要のことです。
検索ボリュームが高いキーワードは多くの人が検索する一方、競争も激しいです。
対して、低いキーワードは検索する人が少ないものの、ニーズがはっきりしているのでコンバージョン(問い合わせ・購入)につながりやすいケースがあります。
なお、検索ボリュームはあくまで参考です。
たとえ検索ボリュームが低くても、自社やユーザーとって必要だと思ったら、そのキーワードで記事を作成してみましょう。
検索ボリュームの大きさごとに分類された3種類のキーワードについて
検索ボリュームごとに分類されたキーワードの呼称について解説します。
- ビッグキーワード(月間検索ボリューム10,000回以上)
検索ボリュームが非常に高く、競争が激しいキーワードのことです。多くの人が検索するため、上位表示されると大量のトラフィックが見込めますが、その分競争も激しく、SEO対策が難しいのが特徴です。 - ミドルキーワード(月間検索ボリューム1,000~10,000回)
ビッグキーワードよりも検索ボリュームが少なく、特定のニーズに焦点を当てたキーワードです。競争はビッグキーワードほど激しくなく、適切なSEO対策を行うことで上位表示を狙いやすいでしょう。 - ロングテールキーワード(月間検索ボリューム100~1,000回)
検索ボリュームが低いものの、特定のニーズや質問に具体的に対応できるキーワードです。競争が少なく、ニッチな市場に対応しているため、特定のターゲットユーザーに訴求しやすいメリットがあります。
④競合サイトを調査する
上位表示されている競合サイトは、検索エンジンに「検索意図を満たしている」とされて評価されているページで、これらの傾向が記事の構成の土台ともなります。
検索上位サイトを調査して、
- 競合より良質な記事が書けるのか?
- 大手企業や政府機関、病院などが上位を占めていないか?
など、勝てる見込みがあるかを確認しましょう。
⑤決定して記事作成に取り掛かる
以上の手順をもとに、使用するキーワードを決めたらコンテンツ作成に取り掛かります。
初心者は『③検索ボリュームを調査する』を飛ばしてもいいでしょう。
始めはとにかく記事作成を繰り返して、感覚を掴んでいくことが大切です。
初心者なのに「効率よく上位を狙うための戦略を練ろう」などと考えていては、なかなか記事ができません。
記事作成に慣れてきたら、①~⑤のやり方に挑戦してみましょう。
キーワード選定におすすめの調査ツール5選
最後に、キーワード選定によく活用されている便利なツール5選を紹介します。
Google広告キーワードプランナー
Googleが提供する無料のツールで、
- 関連キーワード
- 検索ボリューム(広告を出稿していない場合は曖昧なボリュームを表示)
を調査できます。
ラッコキーワード
日本語のキーワードリサーチに特化したツールで、無料でも十分に活用できます。
- サジェストキーワード
- 関連キーワード
- 共起語
などを簡単に見つけることができます。
見出し抽出などの機能もあり、コンテンツ作成のサポートにも役立つでしょう。
Keyword Tool
- 関連キーワード
- 検索ボリューム
- トレンド調査
- 検索順位
- 流入キーワード分析
などが調査できるツールです。無料版でできることは限られますが、有料版を使うことであらゆる調査を素早く行えます。
Google以外にもYouTubeやBingなど複数のプラットフォームでのキーワード調査が可能です。
Keywordmap
国産の調査ツールで、
- 検索順位
- Webサイト分析
- 流入キーワード
- 関連キーワード
- 関連ニーズの可視化
詳細なキーワード分析が可能です。
競合分析やトレンド分析にも優れており、SEO戦略を強化するために役立ちます。
無料版だと機能が限られているため、本格的に使うなら有料版がおすすめです。
Ubersuggest
SEO対策専門家のNeil Patelが提供するツールで、
- 関連キーワード
- 検索ボリューム
- 競争レベル
- SEO難易度
- 流入クエリ
などを総合的に分析できます。
無料版(機能制限あり)でも十分な情報が得られますが、やや使いにくいのが難点です。
まとめ
キーワードを入れる箇所は重要度が高い順に、
- タイトルタグ
- 見出しタグ(特にh1・h2)
- メタディスクリプション
- 導入文
- 本文
です。
キーワードは適度な使用が大切で、自然に含められないなら無理して入れず、乱用も避けましょう。
また、キーワード選定の手順は、以下のとおりです。
- 記事のテーマ(メインキーワード)を決める
- 関連性のあるキーワードを調査
- 検索ボリュームを調査
- 検索上位競合サイトの傾向分析
以上、この記事で紹介した手法や調査ツールを活用し、良質なコンテンツを作成して上位表示を目指しましょう。
まずは数をこなし、感覚を掴んでいくことが肝心です。
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