「パーソナルトレーナーとして独立して成功したい」
「個人として独立するよりフランチャイズのほうが安心?」
「稼げるのはどちらか知りたい」
「おすすめのチェーン店はある?」
このように、独立といっても選択肢はさまざまで、不安や迷いが生じがちです。
しかし、どちらがより良い選択であるかは、当然ながら人それぞれです。
どちらを選んでも上手くいく保証も失敗する保証もありません。
大切なのは、あなたが独立する目的が何であるかということ。
あなたの目標や状況に照らし合わせれば、どちらが良い選択かが見えてくるでしょう。
この記事では、個人事業主としての独立とフランチャイズそれぞれのメリット・デメリットを解説し、自身のキャリアプランに合った選択ができるようサポートします。
パーソナルトレーニングジム開業の独立vsフランチャイズについて、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。
独立を目指しているパーソナルトレーナーの方、独立失敗のリスクを少しでも減らしたい方は、ぜひ参考にしてください。
トレーニング事業への参入をお考えですか?
- 思うように集客できない
- 一見客が多く頭打ちになっている
- 競合と差別化したい
このようなお悩みはぜひJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)にご相談ください。
整骨院・整体院経営からトレーニング事業に参入したノウハウをお伝えいたします。
個人事業主として独立するメリット・デメリット
パーソナルトレーニングジム開業において、個人事業主としての独立開業と、フランチャイズ開業のどちらが自分に適しているのか?
その判断の精度を上げるには、それぞれの特徴について把握しておくことが肝心です。
双方のメリット・デメリットを解説していきましょう。
個人事業主として独立するメリット
まず始めに、個人事業主として独立する4つのメリットから紹介しましょう。
自由度が高く自分だけのパーソナルジムが創れる
個人事業主として独立すれば、自分が思い描くパーソナルジムを創れます。
トレーニングメニュー・料金設定・内装デザイン・営業時間など、すべてを自分の理想の形で実現できます。
自分だけのブランドを築き上げ、独自の価値を提供したいと考えている方に適しているでしょう。
フランチャイズよりコストを抑えられる傾向にある
個人として独立する場合、加盟金やロイヤリティが発生するフランチャイズに比べて、初期費用やランニングコストを抑えられる傾向にあります。
また、必要最低限の設備投資で始めることができ、マンションの一室などの限られたスペースを活用したスモールスタートも可能です。
すべての利益が自分のものになる
リスクが高い分、成功した時の見返りは大きいでしょう。
利益はすべて自分のものにできるので、チャレンジ精神旺盛な方は上手くいけば高年収を目指せます。
また、自分の努力がダイレクトに反映されるため、高いモチベーション維持にもつながるでしょう。
スケールアップの自由度が高い
経営に回せるコストも自由な分、スモールスタートから徐々に軌道に乗せていき、設備投資やスタッフ雇用などに充てて事業拡大させていくことも可能です。
多店舗展開やオンラインサービス開始など、柔軟なやり方で事業拡大や経営に取り組めるでしょう。
個人事業主として独立するデメリット
次に、個人として独立する場合の4つのデメリットを解説します。
すべての責任が自分にかかる
集客・営業・経理・法務など、すべての業務を自分でこなすことになります。
また、 顧客トラブルや法改正、経済状況の変化など、さまざまなリスクに対応するためのマネジメント能力も必要になるなど、すべての責任が自分にかかってきます。
集客・マーケティングの負担が大きい
安定経営のためには着実に顧客を増やしていく必要があり、限られた予算の中で継続的な集客施策の実行と改善を行うことが欠かせません。
また、立ち上げたばかりの自社ブランドは知名度が低く、かつ、競合との差別化戦略があいまいだと集客に苦労するでしょう。
専門知識や経験が求められる
パーソナルトレーナーとして優秀なだけでは、経営は上手くいきません。
税務・会計・労務管理・集客など、経営に関する幅広い知識が必要となるほか、法務に関する知識も備えておくことが求められます。
独立の前に、経営に関する知識を身につけておくことが失敗のリスクヘッジになるでしょう。
安定した収入を得るのが難しい
従業員は毎月安定的に給与を得られますが、独立すれば収入は不安定になります。
集客状況や季節によって、収入が大きく変動する可能性があり、下手すれば無収入となることもあり得ます。
特に開業当初は収入が安定せず、生活費の確保に苦労する可能性があるため、半年分以上のランニングコストと生活費を独立前に確保しておく必要があるでしょう。
フランチャイズ加盟のメリット・デメリット
次に、フランチャイズ開業のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
フランチャイズに加盟するメリット
まずは3つのメリットから解説します。
※フランチャイズ本部によってサポート体制は異なるため、以下のメリットを受けられるとは限らない点に留意しましょう。
ブランド力&ノウハウの提供が受けられる
既に確立されたブランドを利用できるため、個人として独立する場合と比べ集客しやすいのがメリットの1つ。
サポートの内容によっては、本部に集客を任せたり、集客サポートを受けられたりするなど、集客スキルに自信がなくても安心して運営できるでしょう。
本部の大規模な広告宣伝活動の恩恵を受けることも可能です。
安定した経営が可能
経営マニュアルが提供されるため、経営が未経験でも安定した経営が行えます。
独学では大変な、顧客に提供するメニュー構成やスタッフ教育、法務といった経営に必要な知識を効率的に学べるでしょう。
また、予約管理・顧客管理システムやトレーニング器具など、共通のシステムや独自の調達ルートを利用することも可能です。
定期的な研修が受けられる
開業後、スキルアップや課題解決のための研修・コンサルが受けられる本部もあります。
他の加盟店との交流を通じて、情報交換や意見交換を行う機会が設けられる場合もあり、1人で悩みを抱えがちな経営者のサポートとなるでしょう。
フランチャイズに加盟するデメリット
次に、4つのデメリットを見ていきましょう。
ロイヤリティや加盟金などの費用負担
フランチャイズ契約に際して、加盟金・ロイヤリティなど、個人として独立するより高額な初期費用がかかる場合があります。
ロイヤリティのせいで赤字になる可能性もあるため、ロイヤリティの割合をはじめ、契約内容については事前確認や比較検討が必須です。
経営の自由度が低い
本部のマニュアルに沿った店舗運営が求められるため、自由な発想でサービスを提供することは難しいでしょう。
また、本部が定めたメニューや価格設定に従う必要があるほか、店舗の内装も本部の統一されたデザインで設計する必要があります。
チェーン店同士の顧客の奪い合いが発生する
フランチャイズ契約においては、必ずしも商圏保護が約束されているわけではありません。
商圏保護が約束されていない場合、同じチェーン店の他の加盟店と競合する可能性があります。
契約書の内容をしっかり確認しておかないと、加盟店同士で顧客の奪い合いが発生する可能性があります。商圏の定義についても、範囲が非常に狭い場合もあるので必ず確認しておきましょう。
中途解約で違約金が発生する可能性がある
ほとんどの場合、フランチャイズ契約は一定の期間を定めた定期契約になります。これを中途解約する場合、違約金の支払いが発生する可能性があります。
違約金の金額は企業によって異なりますが、手痛い出費となる可能性もあるため、契約内容をチェックすることが肝心です。
なお、違約金条項の定めによっては、契約終了後の競業避止義務違反や商標権侵害があった場合に違約金を課される可能性があります。
ただし、あまりにも高額の違約金は減額・免除となる判例もあるため、トラブルが起きた際は専門家に相談しましょう。
どちらを選ぶかは自分の状況次第
以下に、独立とフランチャイズの特徴をまとめました。
項目 | 個人事業主 | フランチャイズ |
費用 | 高額 | 高額 (開業資金+加盟金に加え、ロイヤリティの支払いによるランニングコストが発生) |
自由度 | 高い (メニュー、料金設定、営業時間などは自分の裁量で決める) | 低い (本部の意向に従う) |
利益 | 成功すればすべて自分のものとなる | 売上からロイヤリティを差し引かれる |
サポート | なし(すべて自分で行う) | あり(集客・運営・教育など) |
ブランド力 | 自社ブランドを一から構築 | 本部のブランド力を活用 |
経営ノウハウ | 自ら学ぶ必要がある | 本部から提供される |
どちらを選ぶかは、自分の性格や価値観だけでなく、
- 資金状況
- 経験やスキル
- 将来のビジョン
など、自分が置かれている状況を考慮することも大切です。
それぞれの選択肢のメリット・デメリットを比較し、自分にとって何が最も重要かを冷静に検討しましょう。
個人としての独立向きの人 | フランチャイズ向きの人 |
●創りたいパーソナルジムのイメージが明確な人 ●自分だけのブランドを築きたい人 ●リスクを恐れずに挑戦したい人 ●柔軟な働き方をしたい人 | ●安定した経営基盤が欲しい人 ●経営経験や知識に自信がない人 ●集客ノウハウを持っていない人 ●本部の理念に共感できる人 |
JMTAでは独立もフランチャイズもサポート
JMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)では、パーソナルトレーニングジムや治療院の独立、そして、店舗運営をサポートしています。
独立開業に必要なスキルアップをサポート
独立開業したい方のステップアップはもちろん、独立後のコンサル・セミナーによる支援も行っています。
セミナーは無料開催・オンライン開催も実施
JMTAでは目的別・受講形態別にさまざまなセミナーを開催しています。
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これからの時代、パーソナルトレーニングだけで戦っていくことに不安を感じる方には特におすすめです。
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アスフィットとは?
アスフィットは整骨院併設のパーソナルトレーニングジムで、「より健康的な身体づくりを応援したい」という思いから生まれました。
『痛みが出てから』『動けなくなってから』の従来の病院型の医療ではなく、予防的観点から【施術・運動・栄養・睡眠・美容】のアプローチを行っています。
ダイエットだけでなく、痛みや姿勢改善、運動が苦手な方にも安心してご利用いただけるジムです。
まとめ
個人事業主としての独立か、フランチャイズ加盟かどうかは、自分が独立する目的をはっきりさせた上で、メリット・デメリットを考慮したうえで選びましょう。
- 何のために自分の店舗を持ちたいのか?
- ただ独立することだけが目的になってはいないか?
- パーソナルトレーナーとしてステップアップする道は他にあるのか?
選択肢が多いと混乱すると思います。
もし、自分のキャリアプランに悩んでいる場合は、先輩やその道の経験者に話を聞くことも重要です。
焦らず、自分を客観的に見つめて検討しましょう。