「チラシを配ったけどお客が来ない…」
「チラシに集客効果はあるのか?」
「どうすれば集客できるチラシづくりができる?」
こんなお悩みはありませんか?
チラシを配ったのに効果がなかった、というのはよく聞く話です。
しかし、チラシは1~2回の配布で効果をもたらすものではありません。
また、チラシの内容が自己満足になっていてもいけません。
やったらやりっぱなしではなく、試行錯誤を重ねて改良し、チラシ集客のノウハウを獲得していくことが大切です。
今回は、パーソナルジムのチラシ集客のコツについて、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。
集客できなくてお困りの方、開業したばかりの方は、ぜひ参考にしてください。
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パーソナルジムをチラシで宣伝して効果はあるのか?
効果はあります。
チラシの平均的な反応率は0.01%~0.3%と言われています。
つまり、1万枚の配布で1~30人が反応すると想定できるでしょう。
こう聞くと、「思ったより集客効果がない!」と思った方も多いのではないでしょうか?
しかし、チラシは1回の配布で集客効果が得られるような、即効性のある宣伝手段ではありません。
- 複数回の配布でまずは店舗の認知拡大を図ること
- 見込み顧客(未来のお客さま)の潜在ニーズが高まった時期にチラシを配布して反響・反応率を高めること
これがチラシ配布のコツです。(過剰な配布はNG)。
反応率を上げるには、チラシのデザインはもちろんのこと、適度な配布頻度やタイミングについても、お客さま視点から考えることが重要です。
チラシ作成で押さえたい6つのポイント
今まで何を意識してチラシを作成してきましたか?チラシはメッセージを伝えることが大切です。
自分が含めたい情報やデザインにこだわっているだけでは、見た人には伝わりません。
まずは、パーソナルジムの集客効果を高めるチラシ作りの6つのポイントを押さえましょう。
誰に向けたメッセージなのかをはっきりさせる
全ての人の目にとどまるチラシを目指すのではなく、ターゲットを絞って「ここは私のためのジムだ!」と思ってもらえるメッセージを発信したほうが集客効果が高まります。
そこで役立つのがペルソナ設定。
ペルソナとは、サービスを購入してくれる顧客の仮想の人物像のことです。
年齢・性別・職業・年収・価値観・趣味・悩み・使っているSNSなど、1人の具体的な人物像を作り込むことで、効果的な宣伝やメッセージの発信が可能になります。
ペルソナ設定はチラシ作りにも活用できます。訴求力を高め、心に刺さるチラシのイメージが見えてくるでしょう。
訴求ポイントを明確にする
- あなたのパーソナルジムの強みは何ですか?
- お客さまがあなたのジムに通うメリットは何ですか?
他店との違いが分からないと、たいていの人は大手のジムに流れてしまいがちです。
持っている強みや特徴を打ち出し、あなたのジムの独自性をアピールしましょう。
ビジュアルで訴求する
あなたの家の郵便受けに、文字ばかりのチラシが入っていたら読む気になりますか?
文字だけで情報を書いても、ほとんどの人は読んでくれません。
関心を引くには、「見せる」やり方が最も効果的です。
たとえば、店内の様子が分かる写真やトレーニング風景、お客さまのビフォーアフターの写真を掲載して視覚に訴え、興味関心を引きつけましょう。
なお、著作権のトラブルも多いため、写真はできればフリー素材ではなく、自社で用意した写真を使うのが安心です。
フリー素材を使う場合は、商用利用が可能かどうか、利用規約をしっかり確認しましょう。
コース/料金は簡潔に明示する
お客さまがまず一番に気にするのは料金です。あなたも、料金が把握できないサービスを使う気にはならないのではないでしょうか。
もし、お店に行って押し売りされたらどうしようと不安になりませんか?
余計な不安を抱かせないためにも、コース/料金は一目で把握できるよう、簡潔かつ明確に記載する必要があります。
住所・連絡先をわかりやすく表示する
お店の住所・電話番号・メールアドレス・ホームページアドレスなどの連絡先は大きく、分かりやすく表示しましょう。また、QRコードを掲載するとスマホからのアクセスもスムーズになるのでおすすめです。
ただし、QRコード以外の情報を省くのは避けましょう。チラシの状態によっては、上手く読み取れない可能性があるからです。
また、複数の連絡手段を記載することで、お客さま側の利便性も向上するメリットがあります。
特典やキャンペーンを提示する
- 今なら初回体験無料/入会金無料
- チラシ持参で○○%割引
など、期間限定の特典やキャンペーンを提示することで、行動を促しましょう。
キャンペーンには、特別感(○○限定)やお得感を演出できると効果的です。
チラシに使う写真を上手く撮る簡単なコツとは?
キレイな写真を撮るのが苦手な方のために、誰でも上手にスマホで写真を撮れる簡単なコツを解説しましょう。
店内の写真を撮るコツ
- カメラの設定からグリッド線を表示する
- 建物の柱や扉などを目印に、水平線・垂直線を合わせて撮影する
人物を撮るコツ
- カメラを「ポートレートモード」にする
- 全身を撮る場合は目線よりも少し下にスマホを構えて撮る
テクニックは他にもたくさんありますが、まず以上のポイントを実践するだけでも写真はかなり変わります。
撮った写真はアプリで加工するなどして整えましょう。
初心者におすすめのチラシ作成ツール
外注する手もありますが、費用削減やノウハウの獲得の視点から考えると、自作がおすすめです。
初心者でも使えるチラシ作りにおすすめの無料ツールを3つ紹介します。
Canva
無料でも使えるグラフィックデザインツールです。スマホやタブレットでも使用できます。
テンプレートが豊富で、操作も直感的に行えるだけでなく、Canvaだけで作業を完結させられる点が魅力です。
チラシだけでなく、SNSやウェブサイト投稿用画像など、幅広い場面で活用できるでしょう。
ラクスル
ラクスルのテンプレートを利用すれば、無料でWEBブラウザから印刷データを作成できます。
デザインテンプレートをもとに文字や画像を追加できるので、初心者でも簡単にチラシを作成できます。
テンプレートはチラシのサイズや業種ごとに選べて、ジム向けのテンプレートも豊富に揃っています。
パワポン
アスクルのネット印刷サービス『パプリ』が運営する無料のテンプレートサイト。
データは『PowerPoint』なので、比較的簡単にチラシを作成できます。
本格的なテンプレートが揃っており、開店やクーポン(キャンペーン)、無料体験など、状況に応じたテンプレートが利用できます。
効果測定を繰り返して集客できるチラシを作っていく
始めに述べた通り、チラシづくりは1~2回では効果を得られません。
また、ただひたすら撒いていても反応率は上がりません。
チラシの反応率を上げるためには、配布後に効果測定を行う必要があります。
効果測定のポイント
- チラシデザイン
- 配布した時期
- 配布したエリア
- 配布した枚数
- 問い合わせの件数
また、チラシを見て来店したかが分かるよう、
- チラシ限定の特典をつける
- チラシ専用のWebページや問い合わせ窓口を用意する
- アンケートをとる
などの仕組みを作ることをおすすめします。
まとめ
チラシづくりはトライ&エラーが基本です。改善を重ねた先に、集客できるチラシの型が出来上がります。
1~2回の配布で効果がなかったからといって諦めるのは早計です。
チラシづくりのキモは、伝えたい人に向けて、一目で伝わるメッセージを打ち出すこと。ポイントを押さえ、効果測定を繰り返して、集客できるチラシのノウハウを獲得していきましょう。