パーソナルジム開業のメリット・デメリットを押さえる!

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「パーソナルジム経営は儲かる」などと聞いたことがある方も多いかもしれませんね。もちろん、誰でも儲けられるわけではありませんが、そう言われる理由があります。

そこで今回は、パーソナルジム開業におけるメリットとデメリット、そして、リスク軽減に必要な準備を紹介していきましょう。

開業したいと考えている方、成功のために必要なことを知りたい方は、ぜひご覧ください。

この記事は、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。

  • 思うように集客できない
  • 一見客が多く頭打ちになっている
  • 競合と差別化したい

パーソナルジム開業における4つのメリット

まずは、パーソナルジムならではの開業における4つのメリットを紹介しましょう。

比較的低コストで開業できる

パーソナルジムは大型のフィットネスジムに比べ、必要な設備やスペースが少ないため、他の業態と比べて低コストで開業できるのがメリットの1つ。

始めから大型マシンを導入しなくても、多様なトレーニングの提供が可能です。
自宅やマンションの1室など、小規模なスペースを活用すれば、さらにコストを削減できるでしょう。

スモールスタートから、徐々に規模を拡大させていくことができます。

≪初期費用は店舗の規模や条件による≫

  • ワンルームマンション(内装工事なし)で200~300万円程度
  • 13~15坪で700万円程度
  • 30~33坪で1200万円程度

資格が必要ない

パーソナルジムの開業に必要な資格要件はなく、参入障壁が低いのもメリットです。
トレーナーとしての経験・知識と資金が用意できれば開業できます。

資格が必要ないというのは、つまり誰でも開業できるということでもありますが、未経験の素人がいきなりパーソナルジムを開業するのは現実的ではありません。

市場のニーズが高い

近年の健康志向の高まりから、運動や食事への関心が高まっており、特に、個人の目標や体質に合わせたパーソナルトレーニングの需要は増加しています。

今後も成長が見込まれ、将来性の高い市場であると言えるでしょう。

高い利益率と継続的な売上を期待できる

パーソナルジムは顧客単価が高く、顧客と長期的な関係を築きやすいため、集客できれば安定して売上を立てやすいのがメリットです。

在庫を抱えるリスクがなく、人件費も設備も最低限で済み、運営コストを抑えられるので利益率の水準が高いことも魅力的と言えるでしょう。

パーソナルジム開業の3つのデメリット

メリットが多いからといって、成功しやすいわけではありません。参入障壁が低いからこそのデメリットもあります。

競争が激しく廃業率も高い

市場のニーズの高まりやその運営効率の良さから、パーソナルジムの数は増加傾向にあり、競争が激化しています。

競合との差別化を図り、独自の強みを打ち出せなければ、価格競争に巻き込まれて利益が出なくなっていく一方です。

実際、開業率・廃業率は共に高く、入れ替わりの激しい業種でもあり、生き残るのは容易ではありません。

知名度がない状態からの集客が難しい

競争が激しいことに加え、大手フィットネスクラブのような知名度やブランド力がないため、開業当初は集客に苦労するでしょう。顧客単価が高い分、新規顧客の獲得にも苦労します。

集客で悩む方は非常に多いですが、限られた経営資源で効果的な広告や宣伝活動を行っていくためには、経営やマーケティングのスキルが必要です。

提供するサービスの質が良ければ自然と客が集まる、なんてことはないので注意しましょう。

孤独を感じやすい

開業や経営に関する意思決定や業務を全て1人で決断する場面が多く、悩みや不安を相談できる相手がなかなかいないため、孤独を感じやすいです。

これはパーソナルジムに限らず経営者あるあるですが、強い孤独感が続くことは、心身にも経営にも悪影響を及ぼしかねません。

1人では分からないことも多いため、孤独に上手に対処する手立てを考えておくことも、実はかなり重要です。

開業のリスクを最小限に抑えるには準備が必要

閉店から学ぶ独立開業準備:JMTA Youtube

開業に失敗した時のリスクは大きく、人生そのものの失敗と直結することも多いです。開業したいなら、失敗した時のリスクを最小限に抑え、成功率を高める準備が欠かせません。

以上の動画の内容も踏まえて、具体的にどのような準備が必要か紹介していきましょう。

トレーナーとしての経験とスキルを磨く

まずはトレーニング指導や接客といった、トレーナーとしての基本的なスキルを磨きつつ、経験を積みましょう。
趣味でトレーニングするのと、人に指導する能力は別物です。

また、1つの仕事が長く続けられたかどうかは、融資を受ける上で見られる点でもあります。

マネジメント能力を身につける

トレーナーとしてだけでなく、店長やマネージャーを経験し、マネージメント能力を身につけていきましょう。

経営視点を持っていないと、自分のお店を持った時にどうしていいか分かりません。
ここの準備が足りていない方は多いです。

自己資金をコツコツ貯める

独立開業に向けてスキルや知識を磨いていくと同時に、コツコツ貯蓄して自己資金を準備していきましょう。
融資を受けるにも、自己資金が必要です。

なお、J-Net21では、自己資金額の目安を「必要な開業資金の3割〜5割程度」としています。

出典:自己資金の準備 | 起業マニュアル – J-Net21 – 中小機構

仲間と情報交換できるコミュニティを築く

実際にパーソナルジムを開業した経験者の話を聞くことも重要な機会です。
「どのような状況の時に、どのようなことをしたのか?」という経験談は、非常に有益です。

セミナーやイベントに参加するなどして、仲間と情報交換できるコミュニティを築いておくといいでしょう。

ただでさえ、経営者は孤独を感じやすい立場。孤独感を和らげるためにも、仲間との交流の場を設けることは重要です。

開業の事前計画と準備を徹底する

準備不足で開業する人は多いです。勢いに任せての開業は失敗のもとです。
とにかく事前準備を徹底しましょう。

  • コンセプト設計
  • 市場調査
  • 物件選定
  • 事業計画
  • 資金計画 etc…

また、起こり得るリスクを予測し、対策を講じることも重要です。準備をしっかりすることが、開業成功の確率を高めます。

フランチャイズ加盟もリスク軽減の選択肢の1つ

経営に自信がない場合は、フランチャイズ加盟という選択肢もあります。
フランチャイズでは既に確立されたブランドを利用できるため、独立して開業するより集客しやすいのがメリットの1つ。

また、経営マニュアルの提供があれば、経営未経験でも効率的に学びながら安定経営を目指せます。

本部によっては、定期的に研修・コンサルを実施しており、他の加盟店との情報や意見交換を通じたサポートも受けられるでしょう。これは、経営者の孤独感の軽減にもつながります。

もちろん、ロイヤリティや加盟金の支払いなど、デメリットもそれなりにあるので安易なフランチャイズ加盟はおすすめしません。

とはいえ、選択肢の1つとして視野に入れておくといいでしょう。

まとめ

パーソナルジム開業のメリットは、以下のとおりです。

  • 比較的低コストで開業できる
  • 資格が必要ない
  • 市場のニーズが高い
  • 高い利益率と継続的な売上を期待できる

一方、デメリットには、

  • 競争が激しく開業率・廃業率ともに高い
  • 知名度がない状態からの集客が難しい
  • 孤独を感じやすい

が挙げられます。
開業においては、リスクを最小限に抑えるための準備が必須です。

  1. トレーナーとしての経験やスキルを磨く
  2. 店長やマネージャーなどを経験してマネジメント能力を身につける
  3. 同時に自己資金をコツコツ貯める
  4. 仲間と情報交換できるコミュニティを築く
  5. 開業の事前計画と準備を徹底して行う

開業の失敗は人生の失敗に直結しやすいです。これから起業する方、開業したものの上手くいっていない方は、1人で悩まず、ぜひJMTAへご相談ください。

紆余曲折を経た経験から、お伝えできることがきっとあります。