「NSCA-CPTはどんな人におすすめの資格?」
「未経験だけど独学で取得できる?」
「取得にかかる費用や難易度が知りたい」
このような疑問をお持ちの方に向けて、NSCA-CPTについて紹介します。
NSCA-CPTは国際的にも有名な資格で、パーソナルトレーナーだけでなく、柔道整復師や理学療法士などにも取得されている資格です。
就職や転職で有利になるのはもちろん、特にスポーツ現場やアスリートのトレーニング指導をしていきたい方におすすめです。
NSCA-CSCSやNESTA-PFTとの違いについても、わかりやすく説明していきましょう。
今回は、NSCA-CPTがどのような資格かについて、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。
パーソナルトレーナーになりたい方、スポーツ業界で活躍していきたい方は、ぜひ参考にしてください。
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NSCA-CPTとはどのような資格?
NSCA-CPTは、『National Strength and Conditioning Association(NSCA)』が認定するパーソナルトレーナーの資格で、国際的にも有名な認定資格です。
パーソナルトレーナーだけでなく、柔道整復師や理学療法士などにも取得されています。平均合格率は65%とされており、比較的取りやすい資格と言えるでしょう。
特にスポーツ現場で活躍したいトレーナーにおすすめの資格ですが、アスリートだけでなく、一般の人たちにも幅広く指導を行うための専門知識(解剖生理学や栄養学など)を身につけます。
取得することで、就職や転職でも有利に働くでしょう。実際、権威ある資格とされるだけあり、JMTAのグループ企業ASFiT(アスフィット)でも、取得しているパーソナルトレーナーは多いです。
取得に向いている人
- スポーツ現場やアスリート指導で活躍したい方
- パーソナルトレーナーとして活躍していきたい方
- フィットネスジムでインストラクターとして活躍していきたい方
試験内容と形式
試験はマークシート形式で、実技は学べません。
2023年度の合格率は81%でした。
クライアントに対する面談と評価 | トレーニング前の面談で、クライアントの健康状態や体力レベルをしっかり把握する知識が必要です。健康評価・体力評価・栄養学の知識が問われます。 |
プログラムプランニング | クライアントの目的や健康状態に配慮した適切なトレーニングプログラムを計画するために必要な知識が問われます。 |
エクササイズテクニック | パーソナルトレーナーとして、様々な種類のトレーニング(ストレッチ・ウエイトトレーニングなど)を正しく指導するための知識が問われます。 |
安全性、緊急時の手順、法的諸問題 | トレーナーとして活躍していくため、安全にトレーニングを実施するための知識と、万が一の事態に備えた法的知識を身につける必要があります。 |
なお、点数にはならない『ノンスコアード問題』も出題されます。
どの問題がノンスコアード問題かを把握することはできません。
NSCA-CPTの受験資格
- NSCAジャパン会員であること
- 満18歳以上であること
- 高卒以上の学歴があること
- CPR/AEDの認定を得ていること
受験・資格更新にかかる費用
- 認定試験の受験料:46,090円
- NSCA会員費:13,200円
このほか、CPR/AED受講費と学歴証明書の郵送費がかかります。
ちなみに、この資格は3年ごとの更新が必要で、更新には指定の継続教育プログラムの受講が必要です。
資格更新料は以下のとおりです。
- 7,700円(2024年度)
- 5,500円(2025年度)
これ以降の年も料金が変化していくので、詳しくは公式サイトにてご確認ください。
更新手続き自体は手間ですが、知識や資格の価値が錆び付かない点はメリットとも言えます。
NSCA-CPTの勉強方法
NSCA-CPTは実技試験がないため、未経験からでも独学で取得が可能な資格ですが、通信講座・スクールを利用するメリットもあります。
独学でコツコツ勉強する
NSCAジャパンから学習用教材が複数販売されており、これらを活用すれば独学でも取得を狙えます。
また、NSCAジャパン公式サイトにて『タイプ診断および学習の進め方』というテキストを公開しており、勉強方法についてのアドバイスも豊富です。
現時点の知識レベルによって勉強期間が異なりますが、NSCAジャパンによれば、0から学ぶ場合の勉強期間の目安は8.5ヶ月とされています。
独学のメリットは、
- 費用が抑えられる
- 時間的制約を受けない
- 自分のペースで学べるので勉強と仕事が両立しやすい
ことでしょう。一方、デメリットは、
- モチベーションが維持しづらい
- 分からないところが質問できない
点にあります。
通信講座・スクールを利用する
NSCA-CPT取得を目指した通信講座やスクールを利用すると費用負担が大きくなるのが難点です。
しかし、短期間で集中的に効率よく勉強できたり、疑問点を質問できたりするなど、モチベーションを維持しやすい点はメリットと言えるでしょう。
また、スクールは通信講座より高額で時間的制約も受けることになりますが、トレーナー未経験で、就職前に実技も学んでおきたい方にはおすすめです。
上位資格にNSCA-CSCSがある
NSCAにはもう1つ、NSCA-CSCSという資格があります。アスリートのパフォーマンス向上を目的とした上位資格で、NSCA-CPTより難易度は上がります。(2023年度の合格率は48%)
こちらの資格は、スポーツトレーナーとして躍進していきたい方や、トレーナーとして箔をつけたい方に取得をおすすめします。
なお、CSCSの受験資格の1つは大卒以上であり、2030年以降はNSCAが認めた大学・学部を卒業しないと取得できなくなる点に留意しましょう。
独立を目指すトレーナーにはNESTA-PFTがおすすめ
未経験からパーソナルトレーナーとしてのキャリアをスタートさせたい方や、将来的に独立開業を視野に入れている方には、NESTA-PFTの取得をおすすめします。
費用面はNSCA-CPTより高くつきますが、こちらの資格では、接客・広報・マーケティングなど、顧客獲得に必要なビジネススキルまで学べる点が魅力です。
なお、NESTA-PFTも国際的に有名な資格で、NSCA-CPTと比べてどちらかが優れているわけではありません。
自分の目的や興味に合わせて、どちらの資格を取得するかを決めましょう。
まとめ
NSCA-CPTはスポーツ現場で活躍したい方や、トレーナーとしての価値を高めたい方におすすめの資格です。試験はマークシート形式で実技試験がないため、0からの勉強でも独学で取得を目指せます。
なお、未経験からパーソナルトレーナーを目指す方や、独立開業を考えている方には、ビジネススキルも学べるNESTA-PFTの取得がおすすめです。
ただし、どちらの資格のほうが優れているというものではありません。
自分の目的や興味に合った資格を選び、取得することが重要です。