【整骨院経営戦略】月額制vs都度払い|違いと考え方を比較!

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  • 「整骨院で月額制(サブスクモデル)を導入するにはどうすればいい?」
  • 「都度払い(フローモデル)で売上を立てるにはどうすべき?」
  • 「月額制や都度払い、それぞれのモデルの戦略や具体例が知りたい」
  • 「月額制vs都度払い、それぞれの戦略や違いを比較したい」

こんな疑問やお悩みはありませんか?

整骨院の経営の安定化のためには、どちらのモデルも大切にする一方で、売上が立つよう戦略を考えることが重要です。

そこで今回は、サブスクモデルとフローモデルの具体例や戦略の違いについて、それぞれ見ていきましょう。

この記事は、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。

安定経営を目指す方、トレーニング事業に興味のある先生方は、ぜひ参考にしてください。

  • 思うように集客できない
  • 一見客が多く頭打ちになっている
  • 競合と差別化したい

月額制の導入で経営は安定するのか?

近頃は月額制(サブスクモデル)が流行っていますが、整骨院でも月額制の導入を検討する方が増えてきました。

たしかに、継続する必要があるものは月額制との相性が良く、お客さまと継続的にお付き合いしていけるでしょう。

安定した収益が見込めるようになるため、経営の安定化にもつながりやすいメリットもあります。

しかし、なんでもサブスクモデルに当てはめられるわけではありません。
1~2回で終了するような施術(フローモデル)は、サブスクと相性が悪いです。

したがって、経営の安定化のためには、サブスクとフローモデルはそれぞれに分けて考えたほうがいいでしょう。

  1. サブスクを導入するなら、サブスクと相性の良いメニューを用意する
  2. 1~2回で治療が終わるような場合は、その1~2回で売上が立つ形を構築する

この2つについて、解説していきます。

サブスクモデルと相性が良いメニューの具体例

前述したように、サブスクモデルと相性が良いのは、継続することで効果が出るものです。たとえば『EMS』。
すぐに筋肉がつくわけではないので、ある程度長い期間が必要です。

ストレッチ(ペアストレッチ)も、相性が良いです。柔軟性は1回ついたら終わりではありません。続けることで可動性が向上していくものです。

サブスクモデルと相性が良いため、取り入れている治療院も多いのではないでしょうか。

フローモデルで売上を立てる形を考える

整骨院で痛みを取り除く治療をする場合において、その痛みはできるだけ早く解消するものなので、1~2ヶ月ほどで終わるケースが多いです。
1~2回で終わるケースもあります。

「これでは売上が上がりにくい!」とお悩みの方も多いでしょう。
こうした施術をサブスクモデルにするのは難しいので、『付加価値』をつけて価格を上げます。

1人来てもらったら、売上が5万~10万円と上がる形にして、広告費が利益を上回らないようにします。
ここで重要なのは、価格だけ上げていてもダメだということ。

メニューの価値を上げたうえで、価格を上げなければなりません。

付加価値の具体例

  • 自宅で行えるセルフケア方法の解説動画をつける
  • 家でも治療が継続できるようにLINEでサポートする
  • ZOOMでのオンライン指導を月1回続ける

要するに、すぐに終わる施術は、それはそれで仕方ないということです。
無理に引き延ばしてもお客さまの不信感を買うだけで、院にとってはマイナスです。

それよりも、価値を高めて喜んでもらえるメニューを提供すれば、単価を上げていくことができます。

月額制vs都度払いの戦略比較

ここで、月額制(サブスクモデル)と都度払い(フローモデル)の戦略の違いを比較してみましょう。

サブスクモデルフローモデル
目的継続的な収益の確保、顧客との長期的な関係構築短期的な収益の最大化、高単価施術の提供
対象メニュー継続することで効果が出るもの
(例:EMS、ストレッチ)
短期間で効果が出るもの
(例:痛みを取り除くような治療)
料金体系月額制、定額制都度払い
収益性安定かつ長期的な収益性重視高単価戦略
価値の提供継続的しやすい価格・形でのサービス提供施術以外の付加価値(例:セルフケア指導、オンラインサポート)による価値向上

2つのモデルを大切にすることが安定経営につながる

集客には費用がかかります。
フローモデルだけでは、経営は厳しくなるでしょう。

  • 月額いくらで通い放題
  • 月額いくらで週末利用ができる

このようなサブスクモデルは1回入会してもらえれば、1年以上の長期間、お客さまとお付き合いができます。

たとえば、サブスクモデルでストック客を貯めておき、そこで貯まったお客さまに対して、フローモデルを提案する。
これで長いお付き合いができるようになっていきます。

フローモデルを大切にする一方で、サブスクモデルも導入する。
この2つがあれば、経営は安定しやすくなります。

パーソナルトレーニング事業を導入すればサブスクを導入しやすい

サブスクモデルの代表といえば、パーソナルトレーニング。
継続により、効果が現れることの価値を伝えられるからです。

そこでおすすめなのが、ケアもトレーニングも両方できるようになること。
治療院としての対応幅も広がり、顧客満足度の向上にもつながります。

そこでJMTAでは、治療院&パーソナルトレーニングの融合モデルの普及活動を行っています。

  • 一人治療院でパーソナルトレーニング事業の導入は可能?
  • メニュー構成はどうすればいい?
  • 研修体制の構築が難しい

このような、事業導入における悩みに対する提案やサポートもしています。

これからトレーニング事業を導入していきたいという先生方は、ぜひ一度、JMTAへご相談ください。
ASFiTの運営で得た実際の経験をもとに、成功をサポートいたします。

まとめ

整骨院の月額制(サブスクモデル)vs 都度払い(フローモデル)の戦略の違いは、

  • サブスクモデル:安定して長期的に収益を確保する
  • フローモデル:付加価値を高めて価格を上げる

です。
両方のモデルを大切にすることで、経営の安定化につながりやすくなります。

おすすめは、トレーニング事業の導入。
サブスクモデルが導入しやすいだけでなく、治療院としての対応ニーズが広がり、顧客満足度アップにもつながります。

トレーニング事業の導入を検討している方は、JMTAへご相談ください。
また、無料セミナーなどでもお話しているので、お気軽にご参加ください。