「チラシやHP作成など、集客のために色々やっているが集客できない」
「キャンペーンやイベントなどを活用した集客アイディアが知りたい」
「他院はどんな工夫をしているの?」
このように集客に悩んでいる方々に向けて、今回はイベントやキャンペーンなどを活用した整骨院の集客アイディアをご紹介しましょう。
この記事では、集客できない原因の見直し、一人整骨院が客観的評価をできるようになる方法、患者さまが来院しやすくなるアイディア8つ、集客における情報発信のカギについて開設します。
開業したけれど集客できていない方、集客を増やすアイディアを少しでも多く知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
上手くいかないのはなぜ?集客できない原因を探し出す
色々な集客方法を試したけれど、どれも上手くいかないという方も多いでしょう。
そこで今一度、集客できない原因を探し出し、戦略を立て直す必要があります。
①ターゲットに届くようアピールできているか?
ターゲットを絞り込まないことには、効果的な集客方法を採用することができません。
患者さまがお悩みの症状、状況、地域、年代、性別などによって、効率的な集客のためのアプローチ方法が異なるからです。
しかし、ターゲットを設定するだけでは、効果的な集客方法を考える上で不鮮明な部分も出てくるかもしれません。
そこで、試したいのが「ペルソナマーケティング」と呼ばれる方法です。
ペルソナ設定では、一人の架空人物を想定し、プロフィールや趣味嗜好、行動パターンなど、まるで実在している人物であるかのように詳細に設定します。
自院に来てほしい患者さまのイメージが明確になるほど、訴求力を持った文章や広告などの打ち方が見えてくるようになるでしょう。
②信頼性の高い情報を掲載できているか?
信頼感を与えられる情報を提示できているかどうかは、患者さまが整骨院選びをする上で重要なポイントです。
公式ホームページに、
- 院内の外観・内観の様子が分かる写真
- 施術者の顔写真・プロフィール
- メニュー・料金
- 交通アクセス
- 問い合わせ先
などの情報を掲載できているでしょうか?
ホームページに限らず、登録しているポータルサイト等での情報を充実させることも大切です。
③口コミ・紹介はどのくらい活用できているか?
患者さまが投稿してくださる口コミや、知り合いへの紹介をどれくらい活用できてるでしょうか?
集客アップを図る上で、口コミを集めることは非常に重要なポイントです。
実際に来院した患者さまの口コミ・紹介は大きな集客力を持っています。
サービスに満足してくれた患者さまが「誰かにも紹介したい」と思ってくれた時に、口コミ投稿や紹介をしやすい仕組みを作っておくことが肝心です。
ポータルサイトに登録したり、口コミ投稿・紹介をしたくなる特典を付けたりするなどして、口コミを広げるよう努めましょう。
④患者さまが満足できるサービスを提供できているか?
院の経営の安定化には、リピーターの獲得が欠かせません。
リピート率向上において大切なのは、顧客満足度を高めることです。
患者さまが施術・サービス内容に満足すれば、再来院してくれるでしょう。
そのためには、施術スキルだけでなく、患者さまとのコミュニケーションスキルや院内の衛生環境、受付・予約のスムーズさなども大事になってきます。
施術スキルさえあれば、患者さまが通院してくださるわけではない点に注意しましょう。
⑤患者さまとのコミュニケーションはしっかりできているか?
施術スキルはもちろんのこと、信頼される整骨院作りに必要なのは営業トーク力です。
次の3点をしっかりできているか、見直してみましょう。
- 患者さまの悩みを丁寧に聞き出すヒアリング能力
- どの部位が原因で、どのように施術し改善していくかを分かりやすく説明できるコミュニケーション能力
- 患者さまの気持ちに寄り添った対応力
コミュニケーションがおろそかになっていることが原因で、集客できない整骨院も少なくありません。
患者さまの身体をケアする仕事である以上、信頼を得ることは非常に大切です。
意識的に営業トークのスキルに磨きをかけていきましょう。
一人整骨院の場合は客観的評価ができる仕組みを作ろう
一人整骨院だと、どうしても自院を客観的に評価することが難しくなります。
そこで、患者アンケートなどを活用し、自院の方向性や改善点を見つける仕組みを作ることが重要です。
患者さまのフィードバックを取り入れることは、自分の施術やサービスを客観的に評価し、向上させるための貴重な手段となるからです。
また、患者さまからのクレームはネガティブなことばかりではありません。
クレームを受けた時は、提供するサービスや施術を見直す良い機会と捉え、経営改善のチャンスとして活かしていきましょう。
【まだ試してない?】患者さまが来院しやすくなる集客アイディア8選
実はまだ試していない集客方法もあるのではないでしょうか?
イベントやキャンペーンの活用を始め、患者さまが来院しやすくなる集客アイディアを8つ紹介します。
キャンペーン開催で新規患者の獲得を図る
たとえば、
- 初回限定キャンペーン
- 期間限定キャンペーン
- 紹介キャンペーン
などを開催することで、初回の来院ハードルを下げる方法があります。
また、整骨院はローカルビジネスであることから、地域行事や季節に合わせてイベントを開催するのもいいでしょう。
たとえば、ハロウィンに合わせて院内を飾り付けたり、仮装したりするほか、患者さまに飴などのおやつを配る整骨院も少なくありません。
地域のイベントに参加する
地域イベントへの参加は、整骨院の知名度向上に効果的です。
イベントを通じて地域の方々と交流し、自院を知っていただくチャンスを作りましょう。
また、イベントに参加することで、地域のホームページやWEBメディアに院の情報を掲載してもらえる可能性があります。
これによって、Googleなどの検索エンジンからの評価が上がり、院のホームページを上位表示してもらいやすくなることで集客アップの効果が期待できるでしょう。
地域情報誌やWEBメディアに掲載してもらう
まだ開院したばかりであったり、新規患者が少なかったりする整骨院は、認知度向上のために地域情報誌や地域のWEBメディアに掲載を依頼することをおすすめします。
掲載料はかかりますが、地域の住民へのアプローチとして有効な手段の1つです。
地域のメディアや掲載料金などを調べてみましょう。
なお、集客に即効性がありますが、リピーターとして獲得できるかは整骨院側の努力にかかっています。
来院患者へお礼状を出す
来院してくれた患者さまへお礼状を出すことで、顧客とのつながりを強化しましょう。
ここでのポイントは、手書きすることです。
文章を印刷してしまうと、「何だ、営業か」と思われてしまい、読んでいただけない可能性があります。
手書きにすれば、患者さまは「手間暇かけて書いてくれた」「何が書いてあるのだろう?」と、関心を持って読んでいただけるでしょう。
このようなひと手間が、患者さまとの関係性を強化し、長く愛される整骨院作りに貢献するのです。
人目を惹くようブラックボードを設置
通行人の目に留まるよう、ブラックボードを設置しましょう。
ブラックボードは定期的にメッセージを変えることで、見飽きられることなくアピールできます。
ブラックボードには画面のメリハリと分かりやすさが必要です。
どんな人に向けてのメッセージかが分かるよう発信することも重要でしょう。
毎月、力作の絵をかいて通行人にアピールする工夫を凝らしている整骨院も少なくありません。
ブラックボードを上手く活用して、見込み患者さまの心を捉えましょう。
予約をとりやすいようWEB予約を導入する
予約のしやすさは患者さまにとって重要なポイントです。
WEB予約を導入すれば、営業時間外でも予約を受け付けることが可能なので、予約の取りこぼしを少なくできるでしょう。
特に、若年層の方々は電話が苦手な方も多く、WEBやLINE、メールから予約できるシステムを導入するメリットは大きいです。
ポータルサイトの中には、ネット予約受付が利用できるサービスもあります。
まだ導入していない場合は、利用を検討してみるといいでしょう。
ポータルサイトに登録して口コミを集める
患者さまが整骨院を選ぶ際、インターネットの口コミが決め手になるケースは非常に多いです。
ポータル(口コミ)サイトに登録して、良い口コミを集めましょう。
MEO対策も兼ねて、Googleビジネスプロフィールへの登録を済ませている方も多いのではないでしょうか?
その他にも、たとえば以下のようなポータルサイトがあります。
- エキテン
- 接骨ネット
- EPARK
- ホットペッパービューティ
- ヘルモア
これらのサイトには、口コミ以外にも、顧客管理やクーポン発行などの便利な機能が備わっています。
なお、登録するポータルサイト選びのコツは、「地域名 整骨院」で検索したときに、1ページ目に表示されているサイトを選ぶことです。
定期的なブログ記事投稿で専門性&信頼性を高める
ブログを開設し、ユーザーに有益な情報を書いた記事を投稿していくことで信頼性と専門性をアピールしましょう。
記事の執筆の際は、ターゲット設定やSEO対策(検索結果で上位表示させる対策)を行います。
SEO対策の知識は基本的なものでOK。定期的に更新することが大切です。
情報発信することでサイトへの信頼性が高まり、集客効果も現れてくるでしょう。
なお、ブログによる集客効果はすぐ現れるものではありません。長期的目線を持って運用していきましょう。
【集客のカギ】どんな患者さまのための整骨院なのかを発信することが大切
「誰でもいいから一人でも多くの患者に来てほしい」ではいけません。
それではいくら患者さまをかき集めても、通院には至らないでしょう。
リピーターを獲得できなければ、整骨院の安定経営にはつながりません。
重要なのは整骨院のコンセプトを発信すること。
どんな患者さまのための整骨院なのかを明確化し、その方々に整骨院に来るメリットがきちんと伝わるよう情報を発信する必要があります。
よく言われている整骨院の
- コンセプト
- ターゲット
- 他院との差別化
を明確化すべき理由とは、そういうことなのです。
まとめ
どの集客方法を採るにしても、効果的な集客を行うためには、ターゲット設定(ペルソナ設定)が重要です。
「誰でもいいから来てほしい」と焦らず、冷静に戦略を見直してみましょう。
一度失敗した集客方法も、やり方やタイミングによっては上手くいく場合があります。
一度の失敗で挫けず、トライ&エラーで改善を繰り返していきましょう。
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