「チラシ配布は集客に効果がないのではないか?」
「どうやってチラシを作ればいい?」
「広告規制についてよく分からない」
「素人が簡単に作成する方法はある?」
このように、チラシに関する疑問をお持ちの方もいるでしょう。
確かに、チラシを配布してすぐに患者さまが増えるわけではありませんが、地域での認知向上や将来の顧客獲得において意味があります。
その意味では、遅効性の集客方法とも言えるでしょう。
そこで、今回は整骨院のチラシ作りのコツや注意点について、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。
チラシが集客に必要か悩んでいる方、広告規制を踏まえたチラシ作成のコツについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
チラシを配布することの目的とは何か?
チラシ配布は直接的な集客にはつながらないかもしれません。
しかし、地域住民に整骨院を認知してもらうことや、中高年層へのアピール、来てくれた方の紹介から新患獲得につなげるなど、後々のチャンスを作るのに役立ちます。
3つの目的それぞれについて解説しましょう。
整骨院の存在を認知してもらう
整骨院は地域密着型のビジネスです。
認知向上には、地域に根ざした宣伝活動が欠かせません。
この点、チラシ配布は古典的ながらも直接的で、地域住民に整骨院の存在を知ってもらうためにはうってつけの方法の1つと言えます。
自院の存在を知ってもらうことで、整骨院が必要となったときに選んでもらえる可能性が上がるでしょう。
中高年層へのアピールに効果的
インターネットの利用が若年層に比べて少ない中高年層にとって、チラシは直接的で分かりやすい情報源です。
チラシによって中高年層の潜在的な患者さまの関心を引き、来院につなげるチャンスを作ることができるでしょう。
紹介につなげるチャンス
ポスティング・折込チラシの反応率は0.01%~0.3%と言われています。
これだけ見れば、チラシは非効率的な集客方法に思えるでしょう。
しかし、整骨院の来院のきっかけの多くは、家族や友人・知人の紹介です。
チラシをきっかけに来院してくれた患者さまに満足していただければ、口コミによって新患を獲得できる可能性があります。
そのためには、患者さまの満足度が高い施術・接客を提供することが肝心です。
広告規制に則ったチラシ作成をする必要がある
整骨院・接骨院で広告できる内容は以下のように定められています。
一 柔道整復師である旨並びにその氏名及び住所
二 施術所の名称、電話番号及び所在の場所を表示する事項
三 施術日又は施術時間
四 その他厚生労働大臣が指定する事項
(1)ほねつぎ(又は接骨)
(2)医療保険療養費支給申請ができる旨(脱臼又は骨折の患部の施術に係る申請につい ては医師の同意が必要な旨を明示する場合に限る。)
(3)予約に基づく施術の実施
(4)休日又は夜間における施術の実施
(5)出張による施術の実施
(6)駐車設備に関する事項
これらの規制は、患者さんを誤解から守り、適切な情報提供を促すために設けられています。
例えば、「骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷」や「各種保険取扱い」、「治療・治す」といった表現は、法律に定められた広告できる事項に含まれていないため、チラシや看板等に記載することはできません。
ただし、今のところホームページは広告の制限外とされているため、院の特徴や施術内容など、チラシに掲載できない内容を掲載することが可能です。
つまり、チラシからホームページへ誘導するためにURLやQRコードを記載することがチラシ作成のポイントの1つになります。(詳しくは後述)
集客に効果的なチラシ作成のコツ
広告規制に則りつつ集客効果のあるチラシを作るためには、デザインや写真などの要素で工夫を凝らし、ホームページに誘導することが大切です。
3つのコツについて解説していきましょう。
やみくもにチラシを配布するのでなく戦略を立てて作る
万人受けを狙ったチラシは印象に残りづらく、ターゲットを絞ったほうが関心を引きやすいです。
たとえば、高齢者なら高齢者向けの、若い女性なら若い女性向けのチラシを作成しましょう。
そのためには、自院の強みや近隣住民・競合院をリサーチした情報をもとに、ターゲット層にとって「何が魅力的で、何に興味があるのか?」を洗い出す必要があります。
写真で整骨院の雰囲気を伝える
法律で施術風景の写真を掲載することは禁止されています。
しかし、基本的にスタッフの写真や院内の様子を載せることは可能です。
患者さまに安心感を与えるためには、写真で整骨院の雰囲気をわかりやすく伝えられるよう工夫しましょう。
ホームページに誘導する
前述したように、整骨院のチラシを作成する際には、整骨院のホームページへと誘導することが重要です。
ホームページへの誘導は、より詳細な情報の提供やオンライン予約へのスムーズな移行、そして最終的には来院へとつながる可能性が高まるためです。
チラシを見た人の興味が引かないうちに、ホームページへアクセスしやすいようURLやQRコードを掲載しておきましょう。
テンプレート利用すればスムーズにチラシを作れる
テンプレートを利用することで、素人でも比較的簡単にチラシを作成することができます。
一方で、テンプレート利用によるチラシ作成のデメリットもあります。
おすすめの無料ツールやテンプレートサイトを3つ、そして、テンプレート利用によるチラシ作成のデメリットについて紹介しましょう。
Canva
無料で使えるオンラインのグラフィックデザインツールです。
テンプレートが非常に豊富でカスタマイズもしやすく、自分で撮影した画像も挿し込めるのでオリジナルのチラシが作成できます。
特徴
- 豊富なデザインテンプレートから選択できる。
- ロゴや素材のアップロードが可能。
- 文章の追加や背景色の変更など、編集が簡単。
- 完成したデザインデータをダウンロードできる。
パワポン
アスクルのネット印刷サービス『パプリ』が運営する無料のテンプレートサイトです。
テンプレートのデータは『PowerPoint』なので、比較的簡単にチラシを作成できます。
特徴
- 無料でテンプレートを利用
- パワーポイントを使い慣れていれば簡単に編集できる
- 納期は最短で翌営業日(注文日時や内容によって異なる)
ラクスル
ラクスルのオンラインデザインでは、無料でWEBブラウザから印刷データを作成することが可能です。
デザインテンプレートをもとに文字や画像を追加でき、基本的なデータチェックは自動でしてくれます。
特徴
- A4サイズをはじめとする10サイズに対応。
- 新聞折込やポスティングに利用可能。
- プロのデザインした無料テンプレートで簡単に作成できる。
無料テンプレートでの魅力的なチラシ作りは難しい側面もある
無料テンプレートを利用すれば、簡単にチラシが作成できます。
しかしその分、戦略に基づいた魅力的なチラシ作りは難しくなるとも言えるでしょう。
もし、自作のチラシで手応えを感じられなかった場合、集客効果を引き出すためには時にデザインにお金をかけることも大切です。
チラシの配布方法
チラシの配布方法としては、以下の4つがあります。
- ポスティング
- 新聞折込チラシ
- 手まき
- 近隣店舗に置かせてもらう
ポスティング
ポスティングは、住宅やビルの郵便受けに直接チラシを配る方法です。
折込チラシより反応率が良く、配布地域を絞ることが可能です。
自分でポスティングすることもできますが、依頼することでより多くの人へチラシを配ることができるでしょう。
ポスティングの注意点は、ポスティングを禁止している集合住宅や家へ配布してしまうとトラブルになりやすいことです。
自分で配布する際は、ポスティングのルールやマナーについて事前に確認しておきましょう。
新聞折込チラシ
新聞折込は、定期購読している人にしか届けられない一方、購読率の高い60代以上をターゲットとする場合には効果的な方法です。
一日で大量の世帯に配布することができるため、広範囲の人へ一気にアプローチできるでしょう。
手まき
手まきは、人通りの多い場所でチラシを手渡しする方法です。
ターゲットに合わせた場所と時間を決めて配ると効率的でしょう。
笑顔をキープしつつ、受け取りやすいよう半分に折って渡すのがおすすめです。
街頭で配る場合、基本的に許可が必要になるので、警察署へ確認しましょう。
近所のお店でチラシを置いてもらう
近隣の店舗に協力を仰ぎ、チラシを置いてもらう方法もあります。
地域イベントの参加でつながりを作ったり、常連客として通っているお店に頼んだりしてチラシを置かせてもらうチャンスを作りましょう。
まとめ
チラシの効果を最大限引き出すには、何度も配布して周知を徹底させることです。
チラシ配布に即効性はありませんが、整骨院を必要としたときに選ばれるための土壌作りにもなります。
また、チラシの効果を高めるためにはホームページの存在が必須です。
広告制限を守ったチラシを作成して信頼を守り、ホームページで自院の魅力を存分に伝えましょう。
オンライン・オフラインの戦略を併せ、集客を効率的なものにしてください。
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