整骨院開業のお祝いにはどうお返しすべき？マナーと品物の選び方を解説

「整骨院の開業祝いをもらったけど、お返しは何がいい？」
「お返しを贈る時のマナーが知りたい」
「お礼状の文章の書き方が分からない」

このような疑問を解決するために、整骨院開業祝いのお返しマナーについてご紹介しましょう。

この記事では、整骨院開院祝いへのお返しマナー、金額相場、お礼状の書き方と文例、熨斗の書き方、お返しにおすすめの品、もらった花を飾ることによる効果について解説します。

整骨院を開業したばかりの方、これから整骨院を開業する予定の方は、ぜひ参考にしてください。

整骨院の開院祝いへのお返しをする際の基本マナーは？

整骨院の開業祝いをもらったからといって、必ずお返しをしなければならない決まりはありませんが、ビジネスとは人とのご縁・つながりを大切にすることで成り立っています。

感謝の気持ちを込めてお返しするのが礼儀と言えるでしょう。
お返しを贈る上で守りたいマナーについて解説します。

お返しの金額の相場はいくら？

お返しの金額相場は明確には決まっていませんが、一般的に、いただいた金額の1/2～1/3程度と言われています。

もし、いただいたものが高価であった場合、相手の厚意を尊重して、あえて1/3～1/4程度のお返しを送るケースもあります。

何より大切なのは、相手の気持ちに配慮することです。
あまり高額なお返しを贈ると、相手を委縮させてしまうかもしれない点には気を付けましょう。

お返しにつけるお礼状の書き方と文例

開業祝いのお返しには、相手方への感謝の気持ちを込めてお礼状を添えます。
お礼状の書き方の流れは以下のとおりです。

1. 頭語
2. 時候の挨拶
3. 開業祝いを頂いたことへのお礼
4. 今後の抱負
5. 引き続きのお付き合いのお願い
6. 結語
7. 後付け

以下はお礼状の文例です。参考にしてみましょう。

熨斗（のし）の書き方

熨斗は選び方によって意味が異なります。
開院祝いのお返しは、次のようにするといいでしょう。

• 水引：紅白の蝶結び（何度繰り返しても良いお祝い事に用いる）
• 熨斗：あり（丁重にお返しをお贈りするという意思表示）
• 表書き（上部）：「御礼」「開院記念」「開業記念」
• 表書き（下部）：院の名前

お返しを贈る時期はいつまでがいい？

お返しを贈るのに適切と考えられている時期は、開業から1～2週間後とされています。

お返しの品は何を贈るのがおすすめ？

以下のような記念品を贈るのがおすすめです。

• ボールペン・万年筆
• カップ
• タオル
• お菓子
• コーヒー・紅茶の詰め合わせ

自分では普段買わないような日用品や飲み物、お菓子などが定番です。
なお、以下の品はお返しに相応しくないとされているので、気を付けましょう。

• ライター・灰皿（火事を連想させる）
• 日本茶・緑茶（弔事の贈り物）
• 靴下・マット（踏みつけるもの）
• ハンカチ（別れを想起させる）

お祝いでもらった花を飾ることによる嬉しい効果とは？

お祝いのお花で定番なのが胡蝶蘭や観葉植物。
観葉植物は待合室に飾るのが一般的ですが、胡蝶蘭は院の目立つ場所に飾るといいでしょう。

まだ院内が殺風景であっても、胡蝶蘭などの花を飾ることで雰囲気が華やぎます。
また、入口に飾れば、開業のお知らせとして通行人に宣伝する効果も担ってくれます。

さらに、お祝いの花がたくさんあることで、人脈の広さをアピールする効果も狙えるでしょう。

しおれたままの花を飾っていると貧相な印象になってしまうので、飾り終えたら人目のつかない場所に移動させるといいでしょう。

なお、胡蝶蘭は寒さや直射日光に弱い植物なので、そうした環境はなるべく避けて置くことをおすすめします。

まとめ

人と人とのつながりを大切にすることは、整骨院経営を成功させる上でも重要なポイントです。

整骨院開業後は慌ただしく、余裕がないかもしれませんが、開業祝いをもらったら必ずお返しを贈りましょう。

ちなみに、開業祝いを患者さまからもらった場合も、いただいた金額の1/2〜1/3の品物をお返しすればOKです。
マナーを守り、良い人間関係を築いていきましょう。