【パーソナルジムの口コミ集め】集め方と要注意ポイントを確認!

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「パーソナルジムの集客が上手くいかない」
「お客さまの反応は良いのになかなか口コミが増えない」
「口コミの集め方が知りたい」
「口コミ投稿に対する報酬は提供してもいいのか?」

口コミには高い集客効果が期待できるため、口コミ集めは重要な集客施策の1つ。口コミを書いてもらうには、スムーズに書いてもらえる導線づくりをすることが重要です。

そこでこの記事では、口コミ集めの流れと、口コミを集める上での注意点を同時に見ていきましょう。

今回は、パーソナルジムの口コミの集め方について、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。

口コミが集まらないとお悩みの方、集客できなくてお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

  • 思うように集客できない
  • スタッフの育成が難しい
  • 競合他社との差別化が難しい

口コミ集めは集客につながる重要な施策

現状、口コミ集めはどのくらいできていますか?
はじめに、口コミが持つ重要性とその効果について解説していきましょう。

口コミを参考にする人は6割強に及ぶ

今や多くの人がサービスや商品を購入する前に口コミを参照しています。実際に利用した人の声は、安心感につながるからです。

総務省の『平成28年版 情報通信白書』では、

  • 買い物をする際に6割強の人がレビューを参考にしている
  • 20~40代では約8割の人がレビューを参考にしている
  • レビューを参考に商品の購入を決定した経験がある人は8割強

との分析結果が示されています。

出典:総務省Webサイト|平成28年度 情報通信白書のポイント|第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI~ネットワークとデータが創造する新たな価値~

2016年時点で過半数を超える割合であることを踏まえると、2025年現在はより傾向が強くなっていることは想像に難くありません。

特に、高価な買い物をするときは、失敗したくないという気持ちから、レビューの影響が大きくなります。

これは、パーソナルジムのサービスも例外ではなく、口コミが集客にいかに影響するかがうかがえるでしょう。

口コミを書いてもらうことの効果

利用したお客さまにパーソナルジムの口コミを書いてもらうことで、以下のようなメリットが得られます。

  • 高い集客効果が期待できる
  • 第三者を介した情報のため、信頼性の獲得につながりやすい
  • 費用対効果が高い
  • SEO対策・MEO対策に効果的

口コミの数が多ければ、それだけ効果は高まります。
したがって、集客のためにも、口コミを集める工夫が欠かせません。

口コミ集めの基本的な流れ

口コミを書いてもらうために、どのような取り組みをしていますか?
待っているだけでは、口コミは書いてもらえません。こちらからの働きかけが重要です。

口コミ集めの基本の流れを紹介しましょう。

顧客が満足できるサービスを提供すること

お客さまが口コミを書く動機として2番目に多いのが、「自分の体験を他の人にも伝えたい」というものです。(1番多いのは割引等の見返りがあること)

したがって、お客さまが伝えたくなるような満足度の高いサービスを提供することが肝心です。

トレーニングの質はもちろん、接客や店内の清潔感、アフターフォローの強化など、顧客満足度を高めることで口コミ投稿につなげていきましょう。

アンケート等を活用して、サービスの質を客観的に評価し、常に改善できるよう取り組むことも重要です。

ポータルサイトへの登録

無料で利用できるGoogleビジネスプロフィールに登録している方は多いと思いますが、ポータルサイトへの登録も口コミ集めに効果的です。

ポータルサイトの中には、予約機能や集客サポートなど、店舗運営に役立つサポートが受けられるサービスを提供している媒体もあります。

まだパーソナルジムのホームページがない場合は、簡易ホームページの役割も果たせるでしょう。

ただし、多くのサイトで利用料が必要となるため、予算と相談して運用する必要があります。
詳しくは、以下の記事で解説しています。

口コミ投稿を促す

ただ待っているだけでは、なかなか口コミ投稿してもらえません。

こちらから、お帰りの際に直接声掛けしたり、トレーニング後にLINEやメールで感謝のメッセージと共に投稿先のURLやお願いを添えたりするなどして働きかけましょう。

この時、しつこく促すとお客さまに不快に思われてしまいます。

「もしよろしければ~」
「今後のサービス向上の参考に~」
など、柔らかな言葉遣いでのお願いを心掛け、お客さまが正直な感想を自由に、気軽に投稿できるよう意識しましょう。

口コミ投稿のハードルを下げる

口コミを書こうと思い立ってくれた時に、スムーズに投稿できるよう導線づくりをしておくことも重要です。

ここで手間がかかると、せっかく書こうとしてくれた気持ちが萎えて機会を損失してしまいます。
お客さまが思い立ったら投稿画面にすぐアクセスできるよう、

  • QRコードを用意して掲示したり配布したりする
  • 来店後の感謝のメッセージに投稿先のURLを添えて送る

などの準備をしておきましょう。

口コミ集めの注意点3つを要チェック!

良い口コミを集めたい一心で、法律違反やポータルサイトの規約違反、誠実さに欠けた対応をしてしまう可能性があります。
ここで、口コミ集めにおける注意点を確認しておきましょう。

ステルスマーケティングとならないよう注意する

クーポンや特典を提供して口コミを書いてもらう場合は、ステルスマーケティング(以下:ステマ)とならないよう注意しなければなりません。

違反行為の例

  • サービスの無償提供と引き換えに投稿を依頼する
  • 投稿内容について依頼・指示する
  • 高評価の口コミ投稿を条件に報酬を提供する

以上の例のように、投稿内容が投稿する人の自主的な意思に基づくものでない場合、ステマとみなされて規制の対象となります。

口コミ投稿は、あくまでも投稿する人の自主的な意思に基づく内容であることが肝要です。投稿内容には一切関与しないことを徹底しましょう。

口コミ投稿の報酬自体を禁止している媒体もある

口コミを投稿してもらうために割引や特典などの報酬を提供すること自体を禁止している媒体もあるため、あらかじめ媒体の規約をチェックする必要があります。

たとえば、Googleビジネスプロフィールでは、ガイドラインに口コミの対価を支払ってはいけない旨が記載されています。

  • 実体験に基づいていないコンテンツの投稿を募ったり促したりする行為。
  • レビューの投稿や否定的なレビューの修正または削除と引き換えに、インセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為。
  • 顧客からの否定的なクチコミの投稿を妨げたり禁止したり、肯定的なクチコミを選択的に募ったりする行為。
  • 競合他社のお店や場所について、その企業や商品の評判を傷つけるコンテンツを投稿する行為。
出典:禁止および制限されているコンテンツ|Googleヘルプ

ガイドラインに違反すると、レビューの削除や検索順位の下落、アカウント停止措置などの重いペナルティが取られる可能性があります。

長期的に見れば損失のほうが大きくなるため、媒体側の規約はしっかり確認して守りましょう。

悪い口コミにも誠実に対応する

時には、悪い口コミを書かれてしまうこともあるでしょう。
しかし、悪い口コミを放置したり、言い返したりするといった対応をとると、かえってお店のイメージダウンにつながります。

お店とのやり取りは投稿者本人だけでなく、ユーザー全体に公開されています。
悪い口コミも真摯に受け止め、改善に活かす姿勢を示しましょう。

ネガティブな口コミの中には理不尽なものもあるかもしれませんが、サービス改善の参考になる意見もあります。
悪い口コミだからと慌てず、ポジティブに捉えて対応していきましょう。

まとめ

商品やサービスの購入前に口コミを参考にする人は6割強、さらに、20~40代では約8割にのぼり、口コミには高い集客効果が期待できます。基本的な口コミの集め方は、以下のとおりです。

  • 顧客満足度の高いサービスを提供する
  • Googleビジネスプロフィールやポータルサイトに登録する
  • 口コミ投稿を促す
  • スムーズに投稿できる導線づくりをする

ただし、口コミを集めるにあたっては、ステマ規制や媒体側の規約に抵触しないよう注意しなければなりません。

悪い口コミにも誠実に対応し、良い口コミをコツコツ集めてパーソナルジムの信頼を着実に獲得していきましょう。