パーソナルジム経営における顧客管理の重要性を知ってますか?

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あなたのパーソナルジムでは顧客管理を行い、その情報を経営に活用していますか?
まだ小さいお店だからと、せっかくの情報を眠らせてはいませんか?

顧客情報の管理は単なる記録ではありません。

収集した情報を顧客との長期的な関係性を構築するために役立てることで、売上アップ・リピート率向上・効率的な集客にもつながっていく、ジム経営の超重要戦略の1つです。

それはどんなに小規模なパーソナルジムであろうと同じです。
むしろ、小規模なジムこそ顧客管理は重要だと言えるでしょう。

そこでこの記事では、顧客管理の重要性から導入のポイントまで、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。

集客を増やしたい方、スモールスタートした方は、ぜひ参考にしてください。

  • 思うように集客できない
  • スタッフの育成が難しい
  • 競合他社との差別化が難しい

小規模なパーソナルジムこそ顧客管理が重要な理由

なぜ顧客管理をするのか?というと、顧客と良好な関係を築き、長いお付き合いにするためです。

どんなに小規模なパーソナルジムであっても、顧客管理の重要性は変わりません。
むしろ、小規模なお店ほど情報を活用した集客や顧客満足度アップへの取り組みが必要です。

その理由を4つ説明していきましょう。

顧客1人当たりの価値が高いから

小規模なパーソナルジムの場合、顧客数は大手ジムに比べて限られます。そのため、顧客1人あたりの売上が経営に与える影響が大きくなります。

顧客管理を徹底し、収集したデータを活用して顧客単価やリピート率を向上させることは、売上を安定させ、経営を軌道に乗せる上で非常に重要と言えるでしょう。

小規模ならではの強みが活かしやすいから

小規模店舗の多くは顧客との距離が近く、大手より柔軟にサービスを提供できることを強みとしています。

顧客情報を収集し、管理をしっかりと行うことで、顧客ひとり1人のニーズを深く理解することにつながるため、より質の高いサービスを提供することが可能になるでしょう。

こうした特別感は顧客満足度をさらに高め、競合ジムとの差別化を図る上で大きな武器となります。アップセルやクロスセルの提案もしやすくなり、顧客単価の向上にも貢献するでしょう。

顧客離れのリスクを最小限に抑えられるから

小規模なジムの場合、顧客数が少ないため、数人の顧客離れが経営に打撃を与える可能性もあります。

顧客情報の管理を通じて顧客離れの兆候を早期に察知し、対策を講じることができれば、顧客離れのリスクを最小限に抑えることができるでしょう。

口コミの影響力が大きいから

小さなお店では広告の予算が限られているため、口コミが新規顧客を獲得するうえで重要な手段となります。

そのためには、顧客情報を活用してひとり1人のニーズに応え、顧客満足度を高めることが必須。

質の高いサービスを提供して良い口コミを広げてもらうことは、集客効果を高める上で欠かせない取り組みの1つです。

パーソナルジムの顧客管理は何に役立つ?具体的な4つのメリット

では、パーソナルジムが顧客管理を行うことで、具体的にどんな効果が得られるのでしょうか?
4つのメリットを解説していきましょう。

顧客満足度&リピート率アップに活用できる

小規模なパーソナルジムでは、顧客ひとり1人に目が届きやすく、名前と顔を一致させることも難しくありません。

そこに加えて顧客管理を活用すれば、顧客の基本情報だけでなく、過去の会話内容、トレーニングの進捗、趣味嗜好まで記録・共有できます。

来店時の挨拶からトレーニング指導、会話に至るまで、顧客ひとり1人に合わせたパーソナルな対応が可能になり、顧客は「自分のことをちゃんと見てくれている」と感じるため、満足度向上につながります。

また、顧客の来店頻度や継続期間、トレーニング目標の達成度などを記録していれば、定期的なカウンセリングや目標の見直し、更なるステップアップの提案などがしやすくなります。

長期的な視点でのサポート提供ができれば、顧客離れの防止にもつながるでしょう。

効率的な集客に役立つ

収集したデータを分析することで、店の顧客層(年齢層、性別、職業、興味関心など)を明確に把握できます。

そのため、顧客層が利用するSNSでの広告配信や、興味を引きやすいイベント・キャンペーンの打ち出しが可能となるなど、効率的な集客戦略を立てることが可能に。

データに基づいた戦略的な施策と効果の測定・改善を繰り返すことで集客の再現性が高まれば、広告のムダ打ちが減り、広告費の削減にもつながります。

経営状況が可視化できる

収集した顧客データを分析することで、顧客属性や来店の頻度、人気プラン、解約理由など、さまざまな角度から顧客動向を把握できます。

売上不振の原因、顧客満足度低下の要因、改善すべきサービスなど、改善の余地がある問題点を客観的に見つけ出すことができるでしょう。

こうした客観的なデータの活用は、経験や勘に頼る経営からの脱却にもつながります。

競争の激しいフィットネス業界で勝ち続けるためにも、データの分析を活用した、迅速かつ的確な対応力と修正力を身につけることは非常に重要です。

業務効率の改善につながる

顧客情報を顧客管理システムで一元管理すれば、顧客情報の検索や閲覧、更新作業が大幅に効率化されます。

スタッフ間の情報共有も円滑になり、担当変更があってもスムーズな引き継ぎが可能となるでしょう。

また、紙やExcelで管理していた頃のような、情報紛失や重複、探す時間の浪費といった問題から解放され、スタッフはよりトレーナーとしての業務に集中できるようになります。

さらに、顧客管理システムに予約機能が搭載されていれば、予約受付・変更・確認などの作業を自動化でき、顧客にとっての利便性も高まるでしょう。

電話やメールでの煩雑なやり取りを減らし、予約管理にかかる時間と手間を大幅に削減できるのは大きなメリットです。

顧客情報を管理するデメリットとは?

顧客情報の管理で得られるメリットはデメリットを凌駕しますが、その効果を実感するためにも、デメリットの存在について把握しておきましょう。
3つのデメリットを紹介します。

初期費用やランニングコストがかかる

顧客管理システム(CRM)を導入する場合、初期費用やランニングコストがかかります。

とはいえ、費用は利用するシステムや機能、利用規模によります。はじめから高機能なシステムを導入するのではなく、まずは安価なシステムから段階的に導入していくといいでしょう。

効果が出るまでに時間がかかる

顧客管理を本格的に始めても、すぐにその成果が実感できるわけではありません。

システム運用に慣れるまで時間が必要だったり、顧客データの蓄積・分析・改善策の実行、効果検証の過程があったりするなど、効果が出るまでには一定の期間を要します。

また、小規模なパーソナルジムの場合、1日に対応できる人数に限りがあるため、データの蓄積に時間がかかる可能性も。
顧客情報の管理は、長期的な視点で取り組むことが重要です。

スタッフ全員に顧客管理の重要性を周知させる必要がある

顧客管理を成功させるためには、スタッフ全員が顧客管理の重要性を理解し、積極的に取り組む必要があります。
しかし、誰もが最初から顧客管理の意義を理解できているわけではありません。

顧客管理の目的やメリットを明確に伝え、疑問や不安の声には耳を傾けるなど、コミュニケーションを十分にとることが重要
スタッフ全員が顧客情報の管理に協力的な体制を構築していきましょう。

エクセルでの顧客管理は可能か?

前述したように、スタッフ数が10人以下の小規模なパーソナルジムであれば、最初から大規模な顧客管理システムを導入する必要はありません。

初期費用を押さえたいなら、Excelやスプレッドシートなど、身近なツールを使って顧客情報を管理することも可能です。

ただしこの場合、記入の仕方にはルールを設ける必要があります。
Excelやスプレッドシートは記入の自由度が高く、人によって記入の仕方が異なってくるからです。

また、パスワードやアクセス権限の設定をするなどして、情報漏洩のリスクを最小限に抑える対策も必要です。

顧客管理システム導入のポイント

最後に、顧客管理システムを導入する場合の4つの選定ポイントを解説していきましょう。

現状分析から自社に必要な機能を洗い出す

顧客管理システムの機能の過不足によるミスマッチは、費用対効果を悪化させてしまいます。したがって、導入にあたっては現在の顧客管理方法の課題を洗い出すことが重要です。

具体的な問題点が分かれば、顧客管理システムの導入で解決すべき課題が分かるからです。

そして、洗い出した課題をもとに、顧客管理システムに求める機能(電子カルテ・分析・予約管理・リマインドなど)をリストアップして優先順位をつけましょう。

使いやすさを考慮する

スタッフがITスキルに自信がない場合でも、直感的に操作できるシンプルな操作画面のシステムを選ぶことが重要です。

また、スタッフが外出先やトレーニング指導中にも、スマホやタブレットでシステムを利用できると利便性が向上します。
パーソナルジム向けのシステムを選ぶと、より安心でしょう。

費用は予算に合わせる

多くの場合、顧客管理システムの無料トライアル期間が提供されています。実際にシステムを試用し、使い勝手や機能を確かめてから導入を決定するといいでしょう。

あらかじめ料金体系をしっかり確認し、予算に合ったシステムを選ぶことが重要です。

サポート体制をチェック

十分なサポートが受けられるかどうかもチェックポイントです。

導入支援・操作方法・トラブル対応・運用相談などどこまでサポートしてもらえるかや、無料サポートの範囲、電話対応の有無などについても確認しておきましょう。

まとめ

顧客情報の管理は、売上向上、集客の効率化、顧客満足度アップ、そして業務効率化といったメリットをもたらします。小規模なパーソナルジムこそ顧客管理を徹底し、競争力を高める取り組みが必要です。

顧客データを分析・活用することは、経験や勘に頼らない経営をしていく上でも重要です。
パーソナルジムの更なる成長のためにも、顧客管理を強化していきましょう。