【徹底解説】パーソナルジムの集客方法19選|集客成功の極意

ブログ

「パーソナルジムの集客が上手くいかない」
「とにかく色んな集客アイデアが知りたい」
「継続的な集客のためには何をすればいい?」
このような方に向け、パーソナルジムの集客方法19選を紹介します。

効果的な集客のためには、さまざまな方法を知ることも大切ですが、再現性ある集客の仕組みを作ることが肝心です。
そのためにできる3つの流れも含めて解説していきましょう。

パーソナルジムの集客方法19選&成功の秘訣について、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。

集客が上手くいかない方、パーソナルジム開業前後の方は、ぜひ参考にしてください。

  • 思うように集客できない
  • 一見客が多く頭打ちになっている
  • 競合と差別化したい

パーソナルジムの集客方法19選

パーソナルジムが集客のためにとれる方法は実にさまざまですが、自分のジムの規模・立地・ターゲット層・強みなど、様々な要因が絡み合うことによって最適な方法は異なるでしょう。

適切な方法を採用するには選択肢を広げることも重要です。
まずは、パーソナルジム集客のために効果的な方法を、

  • WEB(7選)
  • SNS(4選)
  • オフライン(8選)

の3種類に分け、合計19個紹介します。

WEB集客

まずは、WEB集客の方法7選を紹介しましょう。

①ホームページ制作

パーソナルジムの顔となるホームページは必須とも言える集客の第一歩です。

ホームページは、興味を持ってくれたユーザーに対し、常に一次情報を発信し続けられる自動的な集客ツールとなり得る手段。

  • ジムの特長
  • トレーナー紹介
  • 料金プラン
  • 店舗の外観・内観
  • お客さまのビフォーアフター

など、ジムの魅力を伝える情報を載せることは基本的な集客方法と言えるでしょう。

②SEO対策

ホームページにはデザインだけでなく、SEO対策を施すことがとても重要です。
SEO対策とは、Google検索エンジンで上位表示するためにサイトを最適化する施策のこと。

上位表示できれば、安定的かつ自動的に集客できる費用対効果の高い集客ツールとして機能します。ただし、上位表示するためには定期的な更新や投稿が必要で、なおかつ時間を要します。

また、SEOに強いサイトを作るために業者に依頼すると、制作費用もかさむ点がデメリットと言えるでしょう。

③ブログ記事の投稿

SEO対策強化の一環として、ブログ記事を投稿することも有効です。

ブログはコンテンツマーケティングの一環でもあり、価値ある情報を提供することで顧客との信頼関係を築き、購買につなげることが可能です。

記事を作成する手間はかかりますが、低コストで始めやすく、ジムの専門性のアピールやブランディングにも貢献します。

SEOに強いブログ記事の書き方に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

④MEO対策(Googleビジネスプロフィール強化)

MEO対策とは、Googleマップ上で自分の店の表示順位を上げるための施策です。
こちらも、集客には必須のツールと言えるでしょう。

Googleビジネスプロフィールに登録し、こまめな情報更新や口コミ対応を行うなどの手間が掛かりますが、自分で費用をかけずに行える点が大きなメリットです。

⑤予約システムの導入

WEB予約システムの導入は、顧客の利便性を高める上でも、ジム側の顧客管理を効率化する上でも有効な手段です。
24時間予約受付を可能にすることで、顧客の取りこぼしを防げます。

ただし、WEB予約システムがあるからと言って、電話受付を無くすことはお客さまの安心感を損なう可能性があるため、おすすめできません。

電話予約には、意思疎通がしやすく、お客さまの要望にスムーズに対応でき、その場で予約をとれる可能性が高いというメリットもあります。

⑥ポータルサイト登録

ポータルサイトへの登録は、口コミ集めに適しているだけでなく、サービスによっては予約システムや顧客情報の管理など、豊富な機能を利用できるメリットがあります。

掲載費用がかかる点がデメリットですが、集客サポートが充実しており、それなりのリターンが期待できるでしょう。

良い口コミの獲得は、それ自体に集客効果があるだけでなく、SEO対策にもつながります。

悪い口コミは店の課題の発見にもつながるため、口コミ集めは積極的に行いたいところです。

⑦リスティング広告

リスティング広告とは、検索画面の一番上にスポンサーとして表示される広告のことです。キーワードを設定することで、そのキーワードで検索するユーザーに広告が表示されます。

顕在層へのアプローチに効果的で、購買意欲が高まっている顕在層に向けて自社サービスの価値を伝えることで、購買につながりやすくなります。

ただし、継続的にコストが発生するほか、約50%のユーザーが広告を避けているとの調査結果もある点は留意したほうがいいでしょう。

出典:避けられるリスティング広告、ユーザーの半数が「意識的に避ける」と回答【トゥモローマーケティング調べ】|WEB担当者Forum

顕在層・顕在顧客とは?

自社が扱うジャンルに興味があり、目的を果たすための具体的なサービスや商品を比較検討している段階にある層のこと。

SNS集客

続いて、4つのSNS集客の方法を紹介していきます。

⑧LINE

LINEの利用率は、総務省の調査によれば全年代(10~60代)で94%に及ぶため、集客にもうってつけのツールと言えます。

JMTAのグループ企業、【医療提携】整体&パーソナルジム ASFiT(アスフィット)でも活用しています。

LINE公式アカウントを取得すれば、友だち登録をしてくれたユーザーにパーソナルジムの情報の一斉送信が可能。
開封率が高く、お知らせを見てもらいやすい点もメリットでしょう。

LINE公式アカウントの登録は無料で、月に200通までなら無料プランで利用できます。
また、

  • 一斉送信でクーポン発行
  • 問い合わせ・予約対応(1対1のやり取りも可能)
  • 自動応答機能
  • ステップ配信
  • リッチメニュー

などなど、集客に必要な機能が揃っているため、ぜひ活用したいツールです。

出典:令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>|総務省Web

⑨Instagram

インスタも無料で利用でき、視覚情報に訴えられるため、集客に活用したいツールの1つ。

実際の店舗内の様子やトレーニング風景、ビフォーアフターなどを、動画や写真で伝えられる点は、店側にとっても顧客側にとってもメリットでしょう。

特に女性顧客の獲得に適しており、総務省の調査(令和4年度)によると、10~60代の女性利用率は58.9%に及びます。(男性で41.4%)

出典:令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>|総務省Web

集客に活用するには戦略と継続性が必要ですが、パーソナルジムの集客方法として適したSNSと言えるでしょう。
インスタ集客について、詳しくは以下の記事で解説しています。

⑩X(旧Twitter)

LINE、Instagramに次いで利用率が高いX(旧Twitter)の魅力は、その拡散力の高さにあります。

短文投稿が特徴で投稿が埋もれやすく、それなりの投稿回数が必要ですが、アカウントの注目を集められれば大きな宣伝効果を発揮するでしょう。

気軽に投稿できてユーモアある投稿が受けやすい傾向がありますが、集客ツールとして利用する場合は運用の方向性を決める必要があります。

⑪SNS広告

SNS広告とは、LINE、Instagram、Xなどの各メディア内に広告を配信することを指します。
リスティング広告との違いは、認知拡大に向いている点です。

潜在層へのアピールに向いている分コンバージョン(成約)は低いですが、高い精度で自社のサービスに興味を持ちそうな人たちへアプローチできるため、記憶に残る広告を打ち出すと効果的でしょう。

ただし、広告がネガティブに捉えられると炎上する可能性もあるため、配信内容には細心の注意が必要です。

潜在層・潜在顧客とは

ニーズはあるが手段が明確でなく、具体的な行動がとれていない層のこと。潜在層には自社のサービスを知ってもらう(認知拡大)広告が有効。

オフライン集客

続いて、オフライン集客の方法8選を紹介します。

⑫キャンペーン開催

定期的に期間限定キャンペーンを開催する基本的な方法です。

  • 初回体験無料
  • 入会金無料キャンペーン
  • 期間限定の割引プラン
  • 季節やイベントに合わせたキャンペーン

など、ターゲット層やジムの強み、地域特性に合わせたキャンペーンを打ち出すことで、話題性や関心が生まれやすくなるでしょう。

アスフィットでも、

  • 季節に合わせたキャンペーン
  • くじ引き割引キャンペーン
  • 体験に参加した方へ自宅でできるトレーニング動画プレゼント

といったキャンペーンを定期的に開催しています。

⑬健康セミナー開催

健康や運動に関するセミナーの開催により、運動が苦手な人たちにその楽しさや効果を実感してもらう機会を提供できます。

また、セミナーを通じてジムのサービスやトレーニングの安全性などを理解してもらえれば、入会のハードルの引き下げにもなり得るでしょう。

こうした活動は、地域密着型ジムとしてのイメージ確立にも貢献します。
ちなみに、アスフィットでも、

  • 栄養学セミナー
  • 老年期対策セミナー
  • 健康年齢測定会

といった、健康に関するセミナーを定期的に開催しています。

⑭地域イベントの参加

地域密着型ジムとして、地域のイベントやコミュニティに参加するパーソナルジムも少なくありません。
たとえば、

  • 交流会の場の提供
  • 清掃活動への実施
  • 短期集中型の子どもの運動教室開催

などは実際によく行われている活動です。地域住民の健康に貢献し、信頼を獲得することは、顧客の定着率向上にもつながるでしょう。

⑮ポスティング・チラシ配り

地域の住民に認知してもらうための直接的な手段として有効なのが、チラシ配りやポスティングです。
特に、中高年層をターゲットとする場合は効果的でしょう。

ポスティングや折込チラシの反応率は0.01%〜0.3%と言われており、一見非効率かもしれません。

しかし、チラシをきっかけに来店してくれたお客さまに満足してもらえれば、口コミが広がり、新規顧客を獲得できる可能性が広がります。

⑯看板・店舗ボード

通行人の目を惹く看板や店舗ボードの設置も、ジムの認知拡大に有効です。
通行人は、意外と街中の店の様子を見ているものです。

一目でどのようなパーソナルジムかが分かるようなデザインに仕上げるといいでしょう。

ただし、奇抜なデザインで悪目立ちをして街中で浮いてしまうのもよくありません。地域に馴染む配慮をすることも重要です。

⑰紹介カード

紹介カードを作り、来店いただいたお客さまにお渡しして家族・友人・知人を紹介してもらう方法です。

紹介いただいたお客さまと紹介されたお客さまのどちらも割引や特典を受けられるようにすれば、積極的に紹介してもらえるでしょう。

ただし、人に勧めてもらうためには、お客さまが満足できるサービスを提供することが肝要です。

⑱フリーペーパー・地元メディア掲載

フリーペーパーや地元メディアに掲載してもらうことは地域の住民への認知拡大に効果的です。
取材を依頼して掲載してもらうことも可能でしょう。

これらの方法の集客効果は一時的なものかもしれませんが、来店のきっかけを作るには充分なチャンスが生まれます。

WEBメディアに店のホームページのURLを掲載してもらえれば、SEO対策にもなるでしょう。

⑲地元の他業種・個人店とのコラボで宣伝効果UP

地域のさまざまなお店と協力し、互いの顧客に紹介し合うことで集客の相乗効果を期待できます。

たとえば、地元のカフェと共同で、運動後に『コーヒーor紅茶1杯割引クーポン』を配布するような企画も考えられます。

コラボならではの面白いプランを作れれば、SNSでの紹介・拡散にもつながる可能性があるでしょう。

再現性ある集客の仕組みを作っていくためには?

多数の集客方法を提示しましたが、これらの方法をやみくもに試していても、時間や費用の負担が増えるばかりです。

また、集客には再現性が必要です。まぐれ当たりを期待していては継続的な集客はできません。

具体的な行動に移すため、そして、効果的な集客施策を講じていくためには、

  • 現状分析
  • 目標設定
  • 効果測定・分析

が必要です。
これら3つの流れを解説しましょう。

自身のジムの現状分析

まずは、自身のパーソナルジムの現状を具体的に把握しましょう。
漠然としたイメージのままでは、適切な戦略が立てられません。

  • 自身のジムの強み、弱みを明確にする。
  • 競合との差別化ポイントを見つける。
  • ターゲット層を具体的に設定する。
  • 現在の集客状況を数値で把握する。

ここがはっきりすれば、適切な媒体で、自社ならではの価値を伝えていく広告の打ち出し方が見えてきます。

目標を設定する

現状分析を行ったら、次は具体的な数値目標を設定しましょう。

【例】1ヶ月に〇人の新規顧客獲得を目指し、〇〇円の売上を作る

また、短期目標と長期目標を立てることも、目標達成までの道すじを明確化し、具体的な行動をとるために必要です。

目標設定において効果的な考え方

達成可能な目標を立てる上で効果的とされているのがSMARTの法則。

  • Specific(具体的)
  • Measurable(測定可能)
  • Achievable(達成可能)
  • Relevant(関連性)
  • Time-bound(期限)

この法則を使って設定するといいでしょう。

PDCAサイクルを回す

次に、目標達成のための戦略を立てます。ポイントは、以下のとおりです。

  • 複数の施策を組み合わせて、効果を最大化する。
  • 費用対効果を考慮し、予算内で実行可能な範囲で計画する。
  • 計画を実行し、定期的に効果を評価する。
  • 必要に応じて計画を修正する。

集客は一度の実行で効果が出るものではありません。
PDCAサイクルを回して継続的な努力を重ねることが肝要です。

まとめ

集客には実に多くの手段がありますが、やみくもに試してまぐれ当たりを期待していては、集客ノウハウが蓄積されません。大切なのは、再現性のある集客の仕組みを作ること。

そのためには、自身のパーソナルジムの現状分析と目標設定、そして、PDCAサイクルの実行が欠かせません。

もし、自社の課題が分からない方は、JMTAにご相談ください。
まずは無料相談から、お気軽にご相談いただければと思います。