パーソナルジム独立開業に必要な実務経験年数＆おすすめの資格は？

「独立開業に向けて、トレーナーとしての実務経験はどのくらい必要？」
「パーソナルジム開業に必要な資格やおすすめの資格はある？」

こんな疑問をお持ちの方に向け、パーソナルジム開業と実務経験＆資格についてご紹介しましょう。

この記事ではパーソナルジム開業に必要な実務経験年数、パーソナルジム開業に資格取得をおすすめする理由、おすすめの資格、独立開業に役立つFCM技能検定について解説します。

いずれ独立してパーソナルジムを開業したいと思っている方、パーソナルトレーナーとしてスキルアップしていきたい方は、ぜひ参考にしてください。

パーソナルジムの開業に実務経験はどのくらい必要？

独立開業を目指すパーソナルトレーナーにとって、実務経験があるかどうかは最大の重要ポイントですが、一概に何年と言い切ることはできません。

目安として、パーソナルトレーナーとしての技術や専門知識、顧客とのコミュニケーション力、指導能力などを磨くために、最低でも2〜3年の実務経験を積みたいところです。

また、独立開業を視野に入れているなら、トレーナーとしてのスキルのほかにマーケティングやマネジメントの能力が必要になります。

これらの知識は、一部の資格取得にも必要なので、トレーナーとしての経験を積みながら、コツコツ学んでいくといいでしょう。

パーソナルジムの開業に必要な資格はありませんが、それが資格を取得しない理由になるわけでもありません。

資格を持っていることは、顧客や雇用主からの信頼を得ることにつながります。
トレーナーとして、専門的な知識や実務経験を持っていることの証明になるからです。

さらに、資格を取得するメリットとして、以下の点が挙げられます。

開業してパーソナルジムを経営しながら資格を取得するとなると大変です。
開業前に準備できることは、できる限りしておきたいところです。

パーソナルトレーナーとして、また、パーソナルジム開業に向けて事前に取得しておきたい民間資格は以下のとおりです。

資格	特徴	公式HP
NESTA-PET	国際的な知名度・信頼性を誇る認定試験で、トレーナーとしての知識・スキルはもちろん、広報・接客マナー・管理業務・マーケティングまであらゆるビジネススキルも得られる。	NESTA公式https://www.nesta-gfj.com/pft
NSCA-CPT	健康と体力のニーズに関して、トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う専門的能力を持っていることを証明する資格。トレーニング知識以外に、医学的、運動生理学的な専門知識・指導スキルが必要。	NSCA公式 https://www.nsca-japan.or.jp/exam/certification/
NSCA-CSCS	主にアスリートやスポーツチームを指導する。傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格。	NSCA公式 https://www.nsca-japan.or.jp/exam/certification/
JATI-ATI	一般人からトップアスリートまで、科学的根拠に基づく適切な運動プログラム作成・指導ができる専門家であることを証明する資格。	JATI公式https://jati.jp/license/
NSPA-CPT	実技指導に重点を置いたカリキュラムで、場所を選ばず、クライアントに効果的なトレーニング指導ができるスキルが身につく。現場指導者は指導力をすぐに生かせる。	NSPA公式 https://nspa-asia.com/

FCM（フィットネスクラブマネジメント）技能検定は、年収を上げるためのキャリアアップはもちろん、将来独立開業を考えている場合にも役立つ知識を得られる国家資格です。

まだ登場したばかりの新しい資格ですが、一度取得すれば更新の必要はありません。

等級	受験資格	対象	内容
3級	16歳以上であること	学生・就業間もないスタッフ	店舗運営等の基礎を理解していること
2級	実務経験3年以上※3級合格者は実務経験2年以上	店舗運営の中心的役割を担うマネージャー	人材の教育・活用やプログラム、施設などの品質管理の知識・技能
1級	下記のいずれかに該当すること・実務経験6年以上・2級合格者	クラブの運営に関わる経営層	店舗運営および人材戦略やリスクマネジメントなど、あらゆる面での実践的な判断力・行動力