パーソナルジム開業に最低限必要なもの|物件・マシン・備品の解説

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「パーソナルジム開業に必要な最低限のものを知りたい」
「どんな設備があればパーソナルジムを営業できる?」
「スモールスタートして、徐々に大きくしていきたい」
このように考えていませんか?

パーソナルジムはマンションの一室でも開業できるので、スモールスタートに向いています。

初期費用をできるだけ抑えたい方のために、開業に最低限必要な設備(物件・マシン・備品)の条件や選び方について解説しましょう。

今回は、パーソナルジム開業に最低限必要な設備について、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。

開業費用を抑えたい方、小さく始めたい方は、ぜひ参考にしてください。

パーソナルジム開業のための物件探し

まずは、開業のためにチェックしておきたい物件のポイントと、余裕があれば導入したいスペースについて解説します。

物件探しのチェックポイント

パーソナルジムの物件選びで確認したいポイントは、以下の7つです。

  1. パーソナルジムとしての利用可否(不可の物件は多い)
  2. 防音性の確認(RC造・SRC造・鉄骨造)
  3. 耐荷重の確認(一般的にマンションで180kg・テナントビルで約300kg)
  4. 天井高・搬入経路があるか
  5. 物件に必要な広さ(13~14坪がおすすめ)
  6. 居抜き物件orスケルトン物件(内装工事費や設備工事費に影響する)
  7. 1階か空中階か(1階のほうが集客に有利)

最低限チェックしておきたいのは1~5です。6~7は、予算や状況に合わせて判断するといいでしょう。
それでは、1つ1つの理由を説明していきます。

①パーソナルジムとしての利用可否

パーソナルジムとしての物件利用が可能かどうかを確認しておかないとトラブルに発展するおそれがあります。

なぜなら、騒音や振動、耐荷重などの問題から、ジムとしての使用を禁止している物件も少なくないからです。マンションの場合、オーナーの許可は降りても、管理組合からNGが出ることもあります。

必ず不動産業者や管理会社に事前に問い合わせ、パーソナルジムとして利用可能かどうかを確認しましょう。

②防音性を確認する

パーソナルジムでは、トレーニングマシンの使用やインストラクターの声などの音が発生します。
騒音トラブルを避けるためにも、防音性の高い物件を選ぶことが重要です。

  • SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
  • RC造(鉄筋コンクリート造)

の物件は、一般的に防音性能が高く、隣接する住戸や他のテナントに音の影響を与えにくいでしょう。
また、壁や床の厚さを確認することも大切です。

特に、マンションの一室を借りるような場合、防音性を重視しないとトラブルに発展しかねないので、防音性の有無は重視すべきポイントです。

③大型マシンの導入が可能か耐荷重を確認する

将来的に大型マシンを導入する可能性があることを踏まえ、物件の耐荷重を確認しておきましょう。

一般的に、

  • マンションの床は180kg/m²
  • テナントビルでは300kg/m²

が耐荷重とされています。

耐荷重をチェックしておかないと、設備の拡張が難しくなる可能性があるため、事前に確認を行いましょう。

④天井高・搬入経路があるか

トレーニングマシンは大きくて重いものが多いため、天井高や搬入経路を確保できるかも重要なポイントです。

天井が低すぎると、マシンの設置に支障が出るおそれがあるほか、搬入経路が確保されていないと導入が困難になります。
男性向けのパーソナルジムの場合、大型のマシンを導入する場合も多いでしょう。

耐荷重と併せて、あらかじめエレベーターの有無や搬入口の広さも確認しておくと安心です。

⑤物件に必要な広さ

物件の広さは13坪~14坪がおすすめです。10坪でもスタートすることは可能ですが、ジムの発展や将来性を考えると、拡張しやすい広さ(2人で回せる広さ)を確保しておきたいところです。

内訳も含めた詳しい理由については、以下の記事をご覧ください。

⑥居抜き物件orスケルトン物件

物件には、前のテナントが使用していた内装や設備がそのまま残っている「居抜き物件」と、内装や設備が全くない「スケルトン物件」があります。

居抜き物件は、既存の設備を利用することで、内装工事費や設備工事費などを抑えられるメリットがありますが、自分のジムのコンセプトに合わない場合もあります。

スケルトン物件は、自分好みに内装を一から作り上げられますが、その分、工事費用がかさむ可能性があります。
予算や物件の状況から、じっくり検討しましょう。

⑦1階か空中階か

集客力を考えると、1階の物件の方が有利です。
1階は通行人からの視認性が高く、認知もされやすく、人目がある分安心して入りやすいという特徴があります。

一方、空中階にあるジムは、看板や案内表示を工夫する必要があります。
空中階でもエレベーターの有無やアクセスのしやすさを考慮し、利便性を高める工夫をすれば集客力を補えるでしょう。

1階は家賃が高い傾向にあります。予算と相談してベターな選択をしましょう。

余裕があれば導入したいスペース

女性向けのパーソナルジムを立ち上げる場合、快適性や安心感向上のために重視されるのが以下の3点です。

  • シャワールーム
  • 個室対応
  • 休憩スペース

これらの設備は必須ではありませんが、顧客満足度に影響する要素です。予算が許すのであれば導入を検討してもいいでしょう。

開業に必要なトレーニングマシンの選び方

限られた開業資金の中でトレーニングマシンを導入するにあたり、どのマシンを優先的に選ぶべきかは慎重に検討する必要があります。

トレーニングマシンを選ぶ基準と、導入するマシンの例、費用の目安について解説しましょう。

トレーニングマシンを選ぶ基準

トレーニングマシンは、パーソナルジムのコンセプトを基に揃えましょう。
とはいえ、始めからマシンを豊富に取り揃える必要はありません。トレーニングに大型マシンは必須ではないからです。

資金には限りがあります。まずは小さく始めて、徐々にマシンを充実させていくのがおすすめです。
マシン・器具を選ぶ基準として、以下の6点を参考にしましょう。

  1. ターゲット層に合ったマシン・器具を選ぶ
    年齢層や体力レベル、トレーニング目的などを考慮して選びましょう。
  2. 汎用性の高い最低限のマシンから始める
    最初から全てのマシンを揃える必要はありません。大型マシンを導入したいなら、経営が軌道に乗ってからでいいでしょう。
  3. 安全性を重視する
    お客さまの安全確保のためにも、信頼できるマシンや器具を選びましょう。
  4. リース契約も検討する
    新品のマシンは高価なので、リース契約も視野に入れるといいでしょう。中古品は安全性に不安があるため、あまりおすすめはできません。
  5. マシンの維持費も踏まえて準備する
    マシンは定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスにかかる費用も踏まえて用意しましょう。
  6. 物件の耐荷重や搬入経路も考える
    物件の耐荷重によっては、マシンの導入ができない場合があります。また、マシンの大きさによっては搬入経路を確保できないと導入できません。要検討です。

導入するトレーニングマシンの例

開業時にマシンを導入するなら、汎用性の高いものを選ぶといいでしょう。
限られた予算やスペースの中で、幅広いトレーニングが可能となるよう選ぶことが大切です。

導入するトレーニングマシンの例

  • パワーラック
  • トレーニングベンチ
  • バーベルとプレート
  • ゴムチューブ
  • TRX
  • ケトルベル
  • ダンベル
  • ストレッチポール
  • バランスボール
  • フィルムミラー
  • ラバーマット(滑り止めや床の傷・防音対策に必須)

トレーニングマシンの購入費用の目安

購入費用の目安は、50万円〜100万円です。たとえば、

  • パワーラック1台・・・50万円
  • ダンベル・マット・バランスボールなどの小型器具・・・20万円

でスタートする場合は、70万円の費用が必要になります。

パーソナルジム開業に必要な備品の準備も忘れずに

開業には備品の用意も欠かせません。
細かい部分にも、意外と費用が掛かる点に留意しておきましょう。

必要最低限の備品

まずは開業に必要最低限の備品を紹介しましょう。

  • テーブルや椅子
  • パソコンやコピー機などのOA機器
  • 決済端末
  • スリッパ
  • レンタル品(タオル・シューズ・ウェア)
  • 洗濯機
  • 清掃用品

店舗の快適性を上げるための備品

予算に余裕があれば、ジムの快適性を上げるアイテムを導入しましょう。
お客さまの満足度向上に関わってきます。

特に、女性向けのパーソナルジムを開業するなら、重要度の高いポイントにもなるでしょう。

  • ウォーターサーバー
  • 紙コップ
  • プロテイン&シェイカー
  • 音楽機器
  • 空気清浄機
  • 冷蔵庫
  • アメニティ関連品

まとめ

物件探しのコツは、トラブル回避とジム発展に伴う拡張性の確保です。
マシンはジムのコンセプトに合わせて、汎用性が高く、幅広いトレーニングが可能な組み合わせを考えましょう。

備品はお客さまにレンタルする品と、事務作業ができるもの、衛生面を管理するための家電や道具を揃えるといいでしょう。

補助金・助成金制度を利用するなどして、設備投資や内外装工事費、集客にかかる費用に充てるのもおすすめです。

実際に、

  • 何にいくらかかるのか?
  • 何を準備しなくてはならないのか?

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