「開業に失敗しないためにはどこにパーソナルジムを出店すべき?」
「お客さまが通いやすいジムの立地条件とは何か?」
「物件探しでチェックすべきポイントを知りたい」
こんな悩みを抱えている方に向けて、今回はパーソナルジム開業と立地条件の考え方についてご紹介します。
この記事では、通いやすいパーソナルジムの立地条件、立地選びで重要な地域リサーチの3つのポイント、田舎・都心の開業メリット・デメリット、物件探しの6つのチェックポイントについて解説しています。
これからの開業を検討している方、立地選びに失敗したくない方は、ぜひご覧ください。
通いやすいパーソナルジムの立地条件とは?
都市部の商圏範囲は1~2km、郊外では車で10分~15分程の距離が一般的とされています。
パーソナルジムに通い続けてもらうためには、ターゲットとなるお客様が通いやすい立地条件を考慮する必要があります。
しかし、ターゲット層によって通いやすい立地条件は異なります。
通いやすいパーソナルトレーニングジムの立地条件について解説していきましょう。
ターゲット層によって通いやすさは違う
ジムに通い続ける上での重要なのはアクセスの良さですが、ターゲット層によって通いやすさは変わります。
仕事帰りの社会人や経営者は、仕事の合間や仕事帰りに利用する人が多い傾向にあります。
そのため、こうした人たちをターゲットにするなら、立ち寄りやすいオフィス街や駅前、買い物ついでに立ち寄れる繁華街がおすすめです。
主婦層をターゲットにするなら、商業施設や住宅地の周辺が適しているでしょう。
ただし、住宅地の近くは通いやすいものの、外出の動機がジムだけに限られると継続が難しくなるケースも少なくありません。
買い物や仕事など、何かのついでに立ち寄れる立地のほうが有利です。
郊外の場合は車通いを想定して、駐車場付きの物件や近くに駐車場がある立地を確保することが重要です。
男女によっても考えるポイントは違ってくる
女性向けのパーソナルジムを検討する際は、開業エリアの治安の良さをチェックしたいところです。
また、仕事帰りの女性でも安心して利用できるよう、街灯の明るさや公共交通機関の利便性も考慮するといいでしょう。
男性向けの場合、マシンを使ったウェイトトレーニングを提供することも想定し、器具を導入できるスペースや設備が整ったジムを用意しましょう。
立地選びの際は地域のリサーチが重要
立地選びの際に重要なのは地域のリサーチです。
以下の3つのポイントを解説していきましょう。
地域のニーズ調査はしっかり行う
自身のジムが提供するサービスと、地域のニーズが合致していなければ集客は見込めません。
時間と手間はかかりますが、自身のジムのターゲットとなる客層がいるかどうか、
- 地域住民の人口
- 年齢層
- 世帯年収
などのデータを収集することが大切です。
競合調査で戦略を立てる
集客のためには、競合調査をもとにした差別化が非常に重要です。
- 周辺に競合となるフィットネスクラブがどれだけ存在しているか?
- 競合店とコンセプトが被っていないか?
- 競合の価格設定はどのくらいか?
などを調査し、どれだけ集客が見込めるかをしっかり分析しましょう。
コンセプトが被っているジムが近くにあったり、大手フィットネスクラブが並ぶ地域に出店していたりすると、それだけ集客は難しくなります。
商圏の競合は、Googleマップで「パーソナルジム」と検索すれば出てきます。
出てきた競合店のコンセプトやサービス等をチェックしていきましょう。
家賃相場を把握しておこう
開業地域の物件の家賃相場を把握しておきましょう。
高額な家賃は経営を圧迫する要因となります。
また、少しでもランニングコストを抑えるためには、家賃交渉をすることも大切です。
なお、家賃を抑えるためにアクセスの悪い場所に出店すると、集客に失敗する可能性があります。
初めて出店する場合の家賃の目安は、坪1万として10~15万円程度を考えるといいでしょう。
田舎・都心の開業メリット・デメリット
田舎だからといって、開業に失敗するとは限りません。
田舎であれ都心であれ、成功に必要なのは事前の準備です。
田舎と都心、それぞれのパーソナルジム開業のメリット・デメリットについて解説していきましょう。
田舎での開業失敗を避けるにはリサーチが大切
田舎で開業する場合、地域のニーズ調査が肝心です。
地域住民にターゲット層となる人がどれだけいるかをしっかり調査しましょう。
また、 田舎では公営施設をジムとして利用する人も多いです。
その中で、どれだけ特定のニーズやライフスタイルに合わせてパーソナライズされたサービスを提供できるかが鍵になるでしょう。
田舎で開業するメリット
- コミュニティの結束力
田舎では地域住民とのつながりが強く、口コミ・紹介による集客が期待できる。 - 低コストでの開業・経営が可能
都心部に比べて土地や賃料が安価なので開業・経営コストを抑えられる。競合が少ないので広告費も抑えられる傾向がある。
田舎で開業するデメリット
- 人口が少ない
田舎は人口が少ないので、顧客獲得が難しい。 - ビジネスの成長が制限される
需要が限られており、ビジネスの成長が制限される。将来的に自分の店を大きくしたいと考えている場合はおすすめできない。
都心での開業は経営スキルの有無が成功の鍵
競合が多い都心の環境では、経営スキルが成功を大きく左右するでしょう。
何より大切なのは競合との差別化です。
生き残るためには、開業前からしっかり戦略を練り、準備を積み上げられるかが重要になります。
都心で開業するメリット
- 集客しやすい
都心部では人口密度が高いので、それだけ顧客を集めやすくなる。 - フィットネス参加人口の多さ
デスクワークや電車移動などによる運動不足を懸念する人が多く、ジムへの関心が高い。
都心で開業するデメリット
- 高コストによる経営圧迫
都心部の土地代や家賃は高額のため、資金繰りに苦労する。 - 競争が激しい
都心部には多くのジムが集中しており、競争が激しい上に差別化が難しい。
物件探しでチェックしたいポイント
物件探しをする際は、以下の6点をチェックすることが大切です。
- パーソナルジム利用は可能かどうか
- 耐荷重
- 防音性
- 広さ・天井高
- その他の設備
- 居抜き物件・スケルトン物件
特に、マンションの一室を借りようと考えている方は要チェックです。
パーソナルジム利用が可能かどうかを確認
マンションの一室を借りる場合、特にチェックしたいのがパーソナルジム利用の可否です。
住居専用マンションはもちろん、商用利用可能なマンションでも、騒音などのトラブル防止のため、パーソナルジム利用は不可能な場合があります。
事前の確認は必須でしょう。
マシン設置が可能な耐荷重があるかをチェック
重量のあるトレーニングマシンの設置が可能な耐荷重があるかどうかを確認しましょう。
一般的には、
- マンションは1㎡/180kg
- テナントビルで約300kg/1㎡
とされています。
木造では耐荷重のほかに防音性も確保しづらいので、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物になってくるでしょう。
防音性の高い物件を選ぼう
トレーニング中に生じる音や声は近隣との騒音トラブルにつながりかねません。
鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物といった、防音性の高い物件を選ぶ必要があります。
広さ・天井高は十分か確認
トレーニング器具を設置できる十分な広さがあるかどうかや、マシンの搬入経路を確保できるかをチェックしましょう。
その他の設備を導入できるかどうか
ロッカールーム、シャワールーム、休憩スペースなど、ジムの快適性に関わる設備を導入することは顧客満足度にもつながります。
導入を考えている場合は、設置できるかどうかチェックしておきましょう。
居抜き物件かスケルトン物件かを考える
居抜き物件とは、設備や内装、什器備品などが残っていて営業を始めやすい物件のことです。
居抜き物件にすると内装費用が抑えられますが、パーソナルジムの居抜き物件は希少なので、探すのに時間がかかる可能性があるでしょう。
一方、スケルトン物件とは、建物の骨組みだけの状態になっている物件です。
内装費用がかかるほか、退去時の原状回復義務が設定されるのが一般的ですが、自分の思い描くジム作りが可能でしょう。
居抜き物件より選択肢が多いので、立地や家賃などの希望条件に合わせやすい点もメリットの1つです。
まとめ
パーソナルジム開業に失敗しないための立地条件と、物件選びのポイントについて解説しました。
お客さまが通いやすい場所を選ぶことで、ジムの会員数を増やし、ビジネスの成長につなげることができるでしょう。
立地条件は一度決定したら変更が難しいため、慎重な検討が欠かせません。
しっかりとした計画と調査を行い、理想的な立地を見つけることが、パーソナルジムの成功につながります。
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