パーソナルジム開業は儲かる?成功する人の特徴と儲ける準備を解説

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「パーソナルジム経営は難しい?どうして儲かると言われているの?」
「どのような人が開業に成功できる?」
「儲かるパーソナルジムを作るためには何が必要?」

このように、開業後の失敗の確率は少しでも減らしておきたいですよね。
今回は、以上のような疑問に対してお答えしていきましょう。

パーソナルジム開業で儲かるようになるための準備について、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。

独立を考えている方、開業に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

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パーソナルジムは儲かる?注目されるようになった背景

市場規模の拡大によって成長が見込まれる業界ではありますが、儲かるか儲からないかは経営のスキル次第です。

さて、パーソナルジム経営が注目されるようになった背景には、コロナの影響で落ち込んでいたフィットネス業界の売上高・利用者数が上昇傾向にあることが挙げられます。

また、ジムに通う目的は今やダイエットにとどまりません。
健康促進を目的とした人たちも増加しており、中高年世代の利用者が増えています。

したがって、一人ひとりのニーズに細かく対応できるパーソナルジムの需要は今後も増加していくでしょう。

だからといって、成功しやすいわけではありません。
成功のためには開業に向けた準備が必要です。

参考:経済産業省|フィットネスクラブの動向

どのような人がパーソナルジム開業で成功できるのか?

成功しやすいのは、独立後のビジョンが明確な方です。
一方、『独立そのものが目的』となっている場合、開業はやめたほうがいいかもしれません。

「独立して自由に働きたい」
「独立して今より儲けたい」
このような理由だけでは、開業後の成功は難しいでしょう。

実現のための手段が、パーソナルジム経営でなくてはならない理由が弱いからです。
わざわざ開業しなくても、フリーランス転向や転職でも解決できるかもしれません。

独立後にどのようなパーソナルジムを作りたいのか、はっきりした目的がないと軸がブレて挫折しやすくなります。

経営者になると決断の連続です。
すでに起業のノウハウを持っているならともかく、自分の判断や行動の基準となる軸がないと、開業は厳しいものになるでしょう。

それでも開業がしたい!という方は、試しに事業計画書を作るなどして、自分の開業後のビジョンを明確にする作業をしてみてください。

パーソナルジム経営のメリット・デメリット

パーソナルジム経営は開業コストの低さや粗利の高さなど、儲かりやすいと言われるだけの理由があります。
一方、差別化や集客が難しく、大手に競り負けしやすいという厳しい一面があるのも現実です。

パーソナルジム経営のメリット・デメリットについて解説していきましょう。

パーソナルジム経営のメリット

パーソナルジム経営が儲かると言われる背景である、メリットから紹介します。

粗利が高い

パーソナルジムは売上原価が主に人件費のみであるため、粗利が高くなります。
仕入れや在庫を抱える必要がなく、トレーナーのスキル次第でビジネスを展開できるため、効率的な経営が可能です。

無資格でも開業が可能なので始めやすい

パーソナルジム開業に必要な資格はありません。
資金さえあれば誰でも今すぐに開業できます。

資格取得のための学費や時間がかからないこともあり、参入障壁が低いのが特徴です。

開業コストが低くスモールスタートが可能

パーソナルジムの経営は、初期投資が比較的少なく済むのでスモールスタートができます。
マンションの一室など小規模な施設から始めることができ、導入しやすいトレーニングマシンも豊富にあります。

始めから高額な大型マシンを導入しなくても、多様なトレーニングの提供が可能でしょう。
売上が増えてから設備を充実させればいいのです。

初期投資の低さは経営のハードルを下げるため、事業が軌道に乗るまでの体力確保にもつながるでしょう。

パーソナルジム経営のデメリット

パーソナルジム経営は厳しいとされる側面である、デメリットについて解説していきましょう。

継続率が低いので集客し続ける必要がある

パーソナルジムのコースの多くは2~3ヶ月で終わってしまいます。

また、料金が高いと感じたり、時間がなかったりすることなどを理由に途中で退会する会員も多く、定期的に安定した収入を得ることは容易ではありません。

パーソナルジムの継続率は18.8%とのアンケート調査結果もあるように、継続率が低いので常に集客し続ける必要があります。

参考:パーソナルジムはぶっちゃけ続かない?継続率は18.8%という結果に…。通わない理由・辞めた理由などリアルな声も紹介|PR TIMES

ブランディングが難しく集客の難易度が高い

新規顧客を獲得するためには、ターゲット層に向けて独自の強みや特色を打ち出す必要があります。

しかし、大手との競争もあり、市場において自店舗のブランドを確立する難易度は高いです。

また、ブランドが浸透するまでには時間と努力を要するため、成功するまでに数年はかかる覚悟が必要でしょう。

競合他社が多く適切な料金設定が難しい

競合他社の増加の影響もあって価格競争が進んでおり、適切な料金設定が難しい点も挙げられます。

確かに、パーソナルジムは一対一のトレーニングを提供するため、従来型のフィットネスジムと比べて高額な料金を設定できます。(1セッションあたりの相場は5,000円~20,000円程)

ただし、提供するサービス内容と料金のバランスが悪いと、サービスの質低下や継続率の低下、薄利多売の状況に陥る可能性があるでしょう。

価格競争に巻き込まれて安売りしないよう、マーケティング戦略を立てなければなりません。

儲かるパーソナルジムを作り上げるために必要なもの

事業継続のために儲けることは悪いことではなく、むしろ必要なことです。
そのためにも、独立前から自身の経験とスキルを磨いて競争力を高めていきましょう。

独立したいパーソナルトレーナーに必要な3つのポイントを解説します。

パーソナルトレーナーとしての能力を磨く

当然ながら、お客さまに満足してもらえるサービスを提供できなければ儲かるパーソナルジムを作ることはできません。

パーソナルトレーナーには、身体に関する専門的な知識やトレーニングの指導力、そしてお客さまとの信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルが必要です。

トレーナーとしての経験を積み上げつつ、今から専門知識やスキルを身につけていきましょう。

資格を取得して競争力を高める

前述したとおり、パーソナルトレーナーやジムの開業に必須の資格はありません。
もちろん、豊富な経験と実力があれば成功する可能性もあるでしょう。

しかし、競争が激しいこの業界でトレーナーとしての競争力を高める意味では、資格があって有利に働くことはあっても困ることはありません。

独立後は経営もあって忙しく、新たに資格取得のための時間がとれない可能性が高いため、独立前に取得しておきましょう。

以下の記事でおすすめの資格を紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

経営に対する知識を深める

ジム経営の成功には、明確なコンセプトやターゲット設定、効果的な集客戦略の展開が欠かせません。

また、無理のない初期投資、適切な料金設定、スタッフの管理などにおいても計画性が求められます。

こうした集客・財務管理・人材育成などの要素を管理して効率的な運営を行うためには、経営の知識が必須です。
独立前から、書籍・セミナーなどを通して経営を学んでおきましょう。

経営が不安な方にはフランチャイズ開業がおすすめ

経営に自信がない方には、フランチャイズ開業をおすすめします。

フランチャイズでは、本部が持っている経営ノウハウを提供してもらえたり、既に確立されたブランドを利用できるので集客に有利だったりするなどのメリットがあります。

ただし、加盟金やロイヤリティの支払いが必要になったり、経営の自由度が低かったりするなどのデメリットもある点には注意しなければなりません。

メリットとデメリットを比較して、メリットのほうが大きいと感じるなら、フランチャイズ開業を検討してみましょう。
本部選びのコツは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

パーソナルジム開業で儲かるためには、独立後の明確なビジョンとトレーナーとしてのスキル、そして経営の知識が必要です。
経営が不安な方は、フランチャイズ開業を検討してみましょう。

フィットネス業界は参入障壁が低い分、ライバルも多く、生き残るためには戦略が必要です。

ましてや、パーソナルトレーナー未経験でジムを開業するような無謀な挑戦は避けましょう。