【テナントを借りてパーソナルジム開業】テナント探しの疑問を解消

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「テナント探しのポイントを知りたい」
「居抜き物件とスケルトン物件のメリット・デメリットは?」
「マンションとテナント、どちらが良い?」

といったように、テナント探しにおける悩み、自分の選択への不安は尽きないものです。
結論から言えば、物件探しにおいては、事前の店舗イメージや確認が大切となります。

今回は、テナント出店における疑問にお答えすべく、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。

初めて開業する方、テナント探しのポイントを知りたい方は、ぜひご覧ください。

テナントの選び方のポイント

パーソナルジム出店に向けたテナント探しで、どのような点に気を付ければいいか、4つのポイントを解説していきましょう。

なお、立地選びについては、以下の記事で詳しく解説しています。

パーソナルジム運営が可能かどうか

パーソナルジムは騒音や人の出入りによるトラブルを懸念されやすく、嫌われている業態とも言えます。

貸しテナントといえど、オーナーの意向や建物上の制限から運営NGとしている物件もあります。
パーソナルジム運営が可能かどうかを確認しながら、テナントを探しましょう。

内装工事が可能かどうかチェック

テナントはあくまで借り物なので、内装工事の際はオーナーの許可を取らなければなりません。

勝手に内装を変えると、後々トラブルに発展する可能性があります。
内装工事ができるかどうかは、事前のチェックが必須です。

マシンの設置や搬入の可否を確認

導入するマシンの高さによっては余裕のある天井高が必要です。
また、マシンの搬入経路を確保できるかどうかの確認もしましょう。

大型のマシンなどを導入する場合、手すりやドアの位置、エレベーターのサイズ等によっては搬入できない可能性があるからです。

1階のテナントが集客に有利

集客に有利なのは、通行人がお店の中の様子をうかがえる1階のテナントです。
店内の様子が見えることで、お客さまの安心感につながります。

2階以上の空中階よりも家賃が高めになりますが、集客しやすいパーソナルジムづくりに有利でしょう。

居抜き物件とスケルトン物件のメリット・デメリット

内外装工事の費用は、200~500万円程度かかります。
そのため、初期費用を抑えるべく居抜き物件を希望している方も多いでしょう。

しかし、パーソナルジムの居抜き物件は多くないので、理想に近い物件を探すのに労力を要する可能性があります。

費用はかかるものの、スケルトン物件にもメリットがあるので、予算と相談した上で検討するといいでしょう。

メリットデメリット
居抜き開業コストが抑えられる/内装工事にかかる期間が短い/初めての開業なら内装工事にかかる準備の負担を減らせる探すのは簡単ではない/内装・設備は理想通りにいかない/以前のテナントのイメージが残る
スケルトン理想の店づくりが可能/以前の店舗のイメージを一新できるので宣伝になる/設備の経年劣化による不具合の心配が少ない工事費用がかかる/開店までの準備期間が長い/退去時の原状回復費用がかかる(契約内容による)

なお、居抜き物件を探す際は、以前のジムの廃業理由について確認しておきましょう。
物件や近所の問題が原因となった可能性があるからです。

家賃は何を基準に考えればいい?

まずは、開業地域の家賃相場を把握することが大切です。
あまり高額な家賃だと経営を圧迫しかねませんが、安いからといって立地条件の悪い物件を借りると、集客に影響します。

立地が与える集客への影響は重大です。
安い物件がすべて悪いわけではありませんが、「安かろう悪かろう」は心得ておきましょう。

なお、一般的には、小型ジムの坪単価は7000〜15000万円程度が目安となります。
月の売上と経費を予測したうえで、無理のない賃料を算出するといいでしょう。

ちなみに、『安定した経営のために、家賃は売上の10%が目安』との通説があるので、こちらも参考に考えるといいでしょう。

マンションとテナントはどちらが良いのか?

初めて開業する方は、マンションとテナント、どちらの出店が良いのか悩む方も多いのではないでしょうか?
将来のジム発展を見据えると、拡張性のあるテナント出店がおすすめです。

しかし、開業する方それぞれのスタイルや事情によって、ふさわしい形態は異なってくるでしょう。
また、ターゲットに合わせた立地選びも成功を左右する要素の1つです。

したがって、どちらが良いとは一口には言えませんが、以下を参考に考えるといいでしょう。

テナント向き一日に対応できる利用客数を制限したくない/集客に有利な店を作りたい/ブランディングのために内装にこだわりたい。
マンション向きコストとリスクを抑えて小さくスタートし、発展させていきたい/内装にこだわらない/1人で経営ノウハウを積み上げていきたい。

ただし、マンションの場合、パーソナルジム運営許可が降りない物件が多い点には留意してください。

なお、せっかくマンションを借りられても、家賃が高額ではマンションを借りるメリットがあまりない点に注意しましょう。

まとめ

1つの地域に絞って物件探しをするとなると、なかなか見つからないと思います。
あらかじめいくつかの候補地を挙げて、街の下見を済ませておくといいでしょう。

また、ジム物件探しに特化した不動産屋も存在しているので、相談を検討してみてください。
事前の準備や確認で減らせるリスクは、どんどん減らしていきましょう。

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