パーソナルトレーナーの離職率が高い理由|長く働き続けるためには?

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「パーソナルトレーナーになりたい」
「でも離職率が高いと聞いて不安になっている」
「離職率が高い理由って?」
「離職率が低いパーソナルジムへ転職するにはどうすればいい?」

このように、パーソナルトレーナーとしてのキャリアを考える際に気になるのが「離職率」。

パーソナルトレーナーという仕事を長く続けていくためには、働きやすいパーソナルジムに入社することが非常に重要です。

転職や新しいキャリアを考えている方々に向けて、離職率が高い理由、そして、離職率が低いパーソナルジムに入社するためのポイントをご紹介しましょう。

今回はパーソナルトレーナーの離職率をテーマに、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。

パーソナルトレーナーになりたい方、より良い環境へ移りたい現役の方は、ぜひ参考にしてください。

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パーソナルトレーナーの離職率は高い

パーソナルトレーナーの離職率に関する統計データは、厚生労働省などの公的な機関からは公開されていません。

しかし、全体的にパーソナルトレーナーの離職率は、全産業の平均離職率である15%程度(厚生労働省の調査)より高い傾向にあるといえます。

全体的に離職率が高いとはいえ、当然、その離職率は企業によって大きく異なります。

離職率が高いパーソナルジムでは、労働環境や給与の面で十分な整備がなされていないこと、また、十分な研修体制が整っていないことなどが原因に挙げられます。

パーソナルトレーナーが離職する理由

好きでなる人が多い印象のあるパーソナルトレーナーですが、なぜ離職率が高いのでしょうか?

そこには、理想と現実のギャップや、キャリアパスの不透明さからくる悩み等が関係しています。
パーソナルトレーナーを辞める理由として多いものを紹介しましょう。

平均より給与が低い

パーソナルトレーナーの平均年収は、求人ボックスの求人統計データによると約385万円。
日本の平均給与が461万円(国税庁調査)なので、平均より低賃金なことが分かります。

さらに、インセンティブの体系によっては基本給が低く設定されている企業もあるため、成果が上がらないと収入が減少し、生活が苦しくなって辞めるケースも多いです。

出典:パーソナルトレーナーの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス
出典:II1年を通じて勤務した給与所得者|国税庁Web

長時間労働になりやすい

お客様の予約状況に合わせて勤務するため、労働時間が不規則になりがちです。

クライアントの終業時間に合わせて夜遅くまで営業しているジムもあるため、残業が増えて長時間労働になりやすく、プライベートな時間が確保しにくいことから辞める人も多いです。

まとまった休みがとりづらい

ジムの多くは、クライアントに合わせて祝日や休日も営業しています。
このため、休みが不定期になり、長期休暇をとりづらい状況になりがちです。

ノルマ達成のプレッシャー

お客さまとの人間関係だけでなく、上司や同僚との人間関係におけるトラブルも離職の理由として多いです。

特に、ノルマや目標達成に厳しいジムではプレッシャーを感じやすいため、長く働き続けることが難しくなるでしょう。

キャリアパスの不透明さ

キャリアアップしていくための明確な道筋が示されていないケースが多く、将来への不安やモチベ維持に苦慮して辞める人もいます。

パーソナルトレーナーに限らず、昨今では成長性を重視する人も多く、「ここでは成長できない」と感じたら辞める人の割合も増えてきています。

会社の方針と合わない

中には、しつこいと感じるほどの勧誘を促す会社だったり、裁量が小さく思ったプログラムを組めなかったりするなど、会社との価値観のミスマッチが理由となることも多いです。

したがって、入社前に企業の理念や価値観を調査することが大切です。

イメージと実際の業務内容とのギャップ

パーソナルトレーナーはトレーニング指導だけでなく、受付業務や顧客管理、SNS更新、掃除等、本来の業務以外の仕事も担当することが多いです。

思い描いていたパーソナルトレーナーという職業の現実を目の当たりにして、意欲を削がれてしまう人もいます。

離職率が低いパーソナルジムに入社したい!確認ポイントは?

長く安定して働いていくためには、離職率が低いパーソナルジムに入社することが肝心です。

そのためには、企業の何に注目すべきで、自分は何をすればいいのか?そのポイントを紹介していきましょう。

離職率が低いパーソナルジムの特徴をチェック

パーソナルトレーナーとして働く場合、離職率が低いジムを選ぶことは非常に重要。離職率が低い=トレーナーにとって働きやすい環境が整っている証拠です。

ここでは、離職率が低いパーソナルジムの特徴を4つ紹介します。

しっかりした研修制度がある

新人トレーナーに対してしっかりとした研修制度を提供しているジムの離職率は低い傾向にあります。

研修制度が整っていることで、未経験のトレーナーでも基本的な知識や技術を習得でき、経験者はさらにスキルを磨いていけます。

また、先輩トレーナーからの実践的なアドバイスやフィードバックが得られる環境も、成長を実感しやすくなるポイントです。

キャリアパスが提示されている

明確なキャリアパスが提示されていることで、トレーナーは将来の展望を描きやすくなります。

たとえば、ロールモデルの提示や、昇進・昇給の道すじを示すことで、トレーナーは自己成長を目指して働く意欲が湧いてくるでしょう。

また、社内研修や資格取得支援制度があるジムも、スキルアップに取り組みやすい環境として、モチベ向上につながります。

給与・評価制度が明確

給与や評価制度が明確だと、安心して働けるでしょう。
透明性のある給与体系は、トレーナーのモチベーションを高めます。
たとえば、

  • 成果に応じたインセンティブやボーナス制度
  • 定期的な評価やフィードバック
  • 給与への反映

があることで、やりがいをもって働き続けられます。

労働環境が整備されている

トレーナーが働きやすいよう、適切な労働時間や休暇制度が整っているジムは、人を大切にしていると言えます。

長時間労働かつ休暇のとれないジムでは体力が持たず、健康的に働き続けることは難しいでしょう。
疲労が抜けなければ、お客さまへの対応にも影響しかねません。

また、職場の雰囲気や人間関係が良好なジムは、トレーナー同士の協力やサポートが得られやすく、働きやすい環境であるといえます。

能動的に情報を集めることも大切

労働環境の整った企業を探すことも大切ですが、より良い選択ができるよう、自分から行動を起こすことでより良い情報が手に入ります。

働きやすいジムに入社するための4つの行動ポイントを紹介しましょう。

事前にジムの理念や価値観を調べる

理念や価値観の一致は、長く働き続けるためにとても重要です。
応募前、あるいは入社前に、そのジムがどのような理念や価値観を持っているのかをしっかりと調べましょう。

ホームページやSNSなどをチェックするだけでなく、実際に客として店舗へ見学に行くのもおすすめです。

店舗の雰囲気・上司や同僚との人間関係を確認する

職場の雰囲気や人間関係は、定着率に大きく影響します。
見学や面接の時に、スタッフ同士の雰囲気を観察してみましょう。

人間関係の悪い職場の空気はピリピリしているものです。
実際の現場の空気を体感することで得られる情報は多いです。

自身のスキルと経験を客観的に評価する

求人情報をよく確認し、自分が応募したいジムの求めるスキルや経験についてしっかりチェックしましょう。
自分を客観的に評価して見直す良い機会にもなります。

もし、スキルや経験が不足していると感じたら、行動を起こしましょう。
資格を取得すれば、条件の良い転職先の選択肢も広がります。

面接でしっかりと質問する

面接では、自分が事前に調べておいたことを質問するだけでなく、疑問点や不安な点も積極的に質問しましょう。

面接官の受け答えから、そのジムの雰囲気や考え方をある程度判断できます。
採用する側としても、何も聞かれないよりは質問されるほうが安心するものです。

JMTA・アスフィットでは育成に力を入れています

整体×パーソナルトレーニングを提供するASFiT(アスフィット)では、JMTAによる研修制度を設けています。

入社時研修(トレーニング&接客)があるので、施術未経験の方でも技術を覚えてから現場デビューするので、安心して働けます。

入社後も、JMTAが主催するスクールに無料で参加いただけるので、スキルアップを目指したい方にもおすすめできます。

専門知識や技術だけでなく、経営やマーケティングも学べるのが特徴で、店舗運営や教育の知識も身につけられます。
その他、給与や休暇、福利厚生など、興味のある方はこちらをご覧ください。

アスフィットやJMTAがどのようなところなのか、動画で紹介していますので、こちらも併せてご覧になってみてください。

まとめ

パーソナルトレーナーとして成功するためには、働く環境が非常に重要です。

離職率が低いパーソナルジムは、しっかりとした研修制度、明確なキャリアパス、透明性のある給与・評価制度、そして整った労働環境を備えています。

また、自ら店舗を下見して雰囲気や人間関係を確認したり、求人情報を見つつ自分の現状を客観的に評価したりするなど、積極的に行動しましょう。

JMTAでは、独立開業やトレーナー育成をサポートしています。この機会に独立したいという方、スキルを学びたいという方はお気軽にご相談ください。