「パーマリンクって何?SEOに影響するの?」
「パーマリンクの決め方が知りたい」
「WordPressでの設定方法がわからない」
「今まで設定してこなかったけど、今から変更すべき?」
このようなお悩みはありませんか?
パーマリンク設定はSEOに直接影響しませんが、間接的な影響はあると言えます。
パーマリンクはユーザーにとっても検索エンジンにとっても、理解しやすいものに設定することが重要です。
そこで把握しておきたいのが、ガイドラインに則ったパーマリンクの決め方。
そして、公開してからパーマリンクを変更することのデメリットです。
今回は、SEO対策とパーマリンク設定の関係について、治療院・パーソナルトレーニングの店舗運営のサポートを行っているJMTA(一般社団法人日本メディケアトレーナー協会)が解説します。
今までパーマリンクを意識してこなかった方は、ぜひ参考にしてください。
パーマリンクって何?
「パーマリンクってそもそも何?」
「パーマリンクとURLって違うの?」
という方もいるでしょう。そこでまずは、パーマリンクとは何か、そしてSEOへの影響の有無について解説します。
パーマリンクとは
パーマリンクとは、Webサイトのページごとに与えられた個別のURLのことです。
一度設定すると基本的に変更されないことから、「固定リンク」と呼ばれることもあります。
https://wwwexample .site/example-blog(※青字部分がパーマリンク)
パーマリンクの設定はSEOに影響する?
パーマリンクは直接SEOに影響するものではありません。
どのようなパーマリンクを設定しても、検索結果に上位表示することは可能です。
ただし、コンテンツの内容がわかりやすいパーマリンクを設定することで、ユーザーは直感的にページ内容を理解できるため、ユーザビリティの向上につながります。
たとえば、以下の3つのURLのうち、欲しい情報がありそうだと分かり、安心してアクセスできるものはどれだと思いますか?
- https://www.example.site/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%8A%95%E5%85%A5%E6%96%B9%E6%B3%95/
- https://www.example.site/?p=123
- https://www.example.site/seo-permalink
ほとんどの方が3と答えるとでしょう。
複雑だったり意味不明なパーマリンクは、一見怪しいと感じられて、クリック率が低下する可能性もあるでしょう。
また、検索エンジン(以下、クローラー)にとって理解しづらい複雑なパーマリンクは、クローラビリティを下げ、サイトのすべてのコンテンツがインデックスに登録されなくなってしまう可能性もあります。
このように、パーマリンク自体はSEOに直接影響するものではありませんが、全体的なWebサイトの利便性に大きな影響を与えるため、SEO評価に間接的な影響を及ぼす可能性があるのです。
したがって、パーマリンクは投稿する前に、分かりやすいものに設定しておく必要があります。
参考:Google における URL 構造のベスト プラクティス
パーマリンクの決め方
分かりやすいパーマリンクと言われても、ピンとこない方も多いかもしれませんが、ユーザーにとっても、クローラーにとっても分かりやすいパーマリンクの決め方にはルールがあります。
これから紹介する3つのポイントを押さえておきましょう。
①URLは短く関連性があるほうがよい
パーマリンクはシンプル、かつ、記事のコンセプトを理解しやすいものに設定する必要があります。
そのためには、SEOキーワードを基に考えるといいでしょう。
たとえば、キーワード「SEO+パーマリンク」でブログ記事を作成した場合なら
seo-permalink
キーワード「SEO対策+無料ツール」なら
seo-free-tool
になるといった具合です。
②記号はハイフンの使用が推奨されている
Googleのガイドラインでは、URL内の単語をつなげるのは非推奨だとしています。
例
【×】https://www.example.com/seopermalink
【○】https://www.example.com/seo-permalink
そこで、単語を区切るのに推奨されているのがハイフン(-)の使用。
単語間の区切りにハイフンを使用することで、ユーザーや検索エンジンが理解しやすくなります。
参考:Google における URL 構造のベスト プラクティス
③おすすめの決め方は英単語
パーマリンクには日本語も使用できますが、できるだけ短い英単語で構成するのがおすすめです。
日本語を使用すると、URLで使える文字に置き換える(エンコード)必要があるため、URLが長くなり、複雑かつ意味不明になります。
たとえば、「SEOパーマリンク」という日本語をエンコードすると以下のようになります。
SEO%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF
前述したように、複雑なURLはクローラビリティを低下させてしまいます。
また、意味不明なURLはユーザーの不信感にもつながり、クリック率を低下させかねません。
そのため、日本語よりも英単語で設定することを強くおすすめします。
WordPressでパーマリンク設定する手順
まずは管理画面の設定メニューから「設定」をクリックします。
「パーマリンク構造」の「カスタム構造」をチェックして「変更を保存」をクリックします。
これで任意の文字列を設定できるようになりました。
記事投稿管理画面の「投稿」より「リンク」をクリックして任意の文字列に設定します。
以上がパーマリンクの設定手順になります。
一度設定したら変更はしないこと
パーマリンクは一度設定したら、変更しないよう気を付けましょう。
変更することで、3つの重大なデメリットが生じるからです。その詳しい理由を説明していきましょう。
被リンクが無効になる
一度設定したパーマリンクを変更すると、そのページへの被リンクが無効になってしまいます。
被リンクはSEO評価を高める要素の1つであり、これを失うことはSEO評価の損失となります。
SEO評価がリセットされる
パーマリンクを変更すると、検索エンジンがそのページを新しいURLのページとして認識するため、これまで蓄積してきたSEO評価がリセットされて0になってしまいます。
また、新しいページと認識される都合上、SNSのシェア数もリセットされてしまいます。
内部リンク切れが起きる
サイト内の他のページから変更前のパーマリンクにリンクが張られている場合、内部リンク切れが発生します。
リンク切れは快適なユーザー体験を損ね、サイトの離脱につながるおそれがあるだけでなく、クローラビリティの低下にもつながります。
【対処法】変更する場合はリダイレクト設定を行う
やむを得ずパーマリンクを変更する場合は、リダイレクト設定を行いましょう。
リダイレクト設定をすれば、変更前のURLにアクセスがあった場合でも新しいURLに転送できるため、SEO評価への影響も最小限に抑えられます。
「Redirection」というプラグインを使用すれば、簡単に設定できます。
しかし、パーマリンクは一度設定したら変更しないことが理想です。
どうしても変更する必要がある場合に限り、検討しましょう。
今まで設定していなかった!変更したほうがいい?
もし、ブログのアクセス数が順調な場合の変更は避けましょう。
パーマリンクの変更による損失のほうがずっと大きいからです。
ただし、アクセス数がほとんどない、まだブログを始めたばかりで軌道に乗っていない場合は、今のうちに変更することを検討してもいいでしょう。
まとめ
パーマリンクは、直接SEO評価に影響するものではありませんが、間接的な影響を及ぼします。
おすすめの決め方は、
- シンプルで短い英単語
- 単語間をハイフン(-)で区切る
ことです。
パーマリンクは一度設定したら変更しないことが原則ですが、やむを得ず変更する場合はリダイレクト設定を忘れないようにしましょう。
なお、今まで初期設定のまま投稿していた場合の対応は次の2通りです。
- ブログが順調なら変更はしない
- 始めて間もなかったり、アクセス数がほとんどない場合は変更を検討してもいい
ご自身のサイトの状況に合わせた判断をしましょう。
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